キャピチュレーション マスク、消毒、検温で乗り切る (2021.12.03)
反落。日経平均小陽線の引け。底入れが近い。米主要3指数急落を受けたもので、1日VIX恐怖指数31.12%(+14%)が1月29日以来10ヵ月ぶり。首相が水際対策で外国人の出入国を11月末停止。1日夜国際線予約停止を解く旨表明。さらに、東証一部の騰落レシオ(25日線)が節目の70割れ。2日69.23%となり売られ過ぎの水準。同日OPECプラスに増産停止の思惑が伝えられ、3日米債務上限引き上げと米雇用統計、6日中国恒大利払いの有無にかかってきた。南アをはじめオミクロン感染が世界中拡散しているが、ピッチの速い分弱毒性といわれ致死率が低い。このため、ウォール街でJPモルガンが押し目買いのアドバルーン。行き場を見失った緩和マネーに株の指南をしていた。クリスマスの帽子に「ダウ4万ドル」の文字。MMF残高520兆円にS&P500種の現金計790兆円超。カネが唸っている。11月30日、S&P採用銘柄の98%オミクロンで投げ売りに見舞われ転機。キャピチュレーション(降参)といわれる。同日、米2年債0.5%後半に上昇し同10年債1.4%半ば。同30年債が1.8%を割り込むなどFRBのテーパリング、利上げをかきわけながら株に逆風が吹いた。1日早々買う理由を探している。欧米の政府給付金が日本より1ケタ多く、財政赤字棚上げで経済を回すため切羽詰っているのも事実。10万円給付の入口で関連経費1000億円前後の目詰まり。既得権が主因で日本らしい。JPモルガンのように、株が上がると解決する仕組みだ。米国でオミクロンを巡り民主・共和両党の分断が伝えられ、民主党支持者が感染を懸念し孤立しているという。今後予想できないが、双方株高なしに首が回らない。来週明け、恒大問題が喉元過ぎると熱さを忘れる。3日新月買い。17日満月売り。オミクロンも2週間で実体がわかるという。
日経平均先物によると、2日大証ミニ2万7745円(-0.04%)対しラージ7750円変わらず。シカゴ円建て7780円。現物より27円高い。ダウ先物3万4300ドル(+0.88%)。同284ドル高い。VIX恐怖指数28.10(+3.35%)、WTI原油先物66.84(+1.94%)。金先物1775(-0.49%)、ビットコイン円6,410,804(-0.83%)。裁定が入った。株安、原油安、ドル安を受け入れた市場が逆回転。6日から17日戻りを試すと考えられる。
2日の日経平均182円安。大引け2万7753円。TOPIX1926(-10)。東証一部の出来高13億4800万株、売買代金3兆1400億円。値上がり667(値下がり1431)。10年債0.055%(-0.005)。米10年債1.448%(+0.016)。上海総合が3573(-0.09%)で引けた。マザーズ指数の引け1028.74(-3.04%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。中長期問題ない。日本はマスク、消毒、検温で乗り切る見込みだ。(了凡)