5日移動平均線が関門 規模と中味巡り経済対策巻き戻し (2021.11.19)
続落。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万9696円が関門だ。米主要3指数反落を受けたもので、14時経済対策55.7兆円(下馬評40兆円)が伝えられプラス転換。5日線Wトップとなり反落。引け後、先物が現物より71円高い、政府が19日発表する財政支出を先取り。規模と中味を巡り巻き戻しが入った。小出しばら撒きや金融所得課税を加味すると5日線の範囲内。外資が規模拡大に反応し、国内勢は陳腐な中味が腑に落ちない様子。やむを得ない。18日の日経夕刊「十字路」が図星だ。曰く、日本経済が長期低迷から脱却出来ないのは経済政策が間違っているため。超金融緩和、財政赤字拡大、円安の経済三大失政によるもの。国内の人口減少や少子高齢化に加え、米中2大国の経済も長期低迷が見込まれる中で三失政を逆方向に転換を説く。中略。ゼロ金利から脱却して市場経済の規律が働き、産業や企業間の新陳代謝が復活し生産性が上昇する。ゼロ金利と量的緩和で財政規律を失ったままでは日本経済窮乏化。世界経済減速の下で一段と悪化する内容。デフレ脱却を大義名分に8年半続いた異次元緩和。当初総裁が2年で物価2%を掲げたカンフル剤だけに、15日名古屋でさらに1年半継続を表明。間違いを認めるどころか開き直った。BIS(国際決済銀行)やFRB、ECBのほか国内奥の院の影響か定かでない。10月31日の自民党総裁選で岸田氏が当選したが、安倍氏の後継を巡り菅氏が登場したのも奥の院の意向といわれる。その実、八咫烏(やたがらす)なる記紀神話がルーツ。歴代首相が総裁選を前に、安岡正篤(1898~1983)のような指南役に薫陶を受け指名された経緯も興味深い。吉田茂(1878~1967)、岸信介(1896~1987)、佐藤栄作(1901~75)然り。天皇にもいえる。国内に氏姓のない日本人20万人。このうち70人、20人、3人まで絞られ京都で裏の天皇が待機。東京の天皇は表に過ぎないという。四元義隆(1908~2004)なる生き証人が一例。八咫烏になって今も引き継がれている。欧米や中国も似たような構造。トップが既得権を守る代理人。岸田氏の次が高市早苗氏(60)に決まっているという。
日経平均先物によると、18日大証ミニ2万9630円(+0.20%)に対しラージ同、シカゴ円建て9640円。ダウ先物3万5921ドル(+0.15%)。現物より10ドル安い。VIX恐怖指数16.80(+2.63%)、WTI原油先物77.22(-0.43%)。金先物1863(-0.37%)、ビットコイン円6,867,426(-0.99%)。12月上旬まで調整とみられる。
18日の日経平均89円安。大引け2万9598円。TOPIX2035(-2)。東証一部の出来高12億2000万株、売買代金2兆8100億円。値上がり770(値下がり1314)。10年債0.080%(+0.010)。米10年債1.598%(+0.004)。上海総合が3520(-0.47%)で引けた。マザーズ指数の引け1169.83(-0.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■(****)など。■■■■(****)買い下がり。■■■■■■■(****)よし。来年度から科研費が従来の10倍。ゲノムシーケンサ8億円受注がきっかけだ。(了凡)