8日転機来週にも反転 ご祝儀相場のはずがとんだ食わせ物 (2021.10.07)
さらに続落。日経平均大陰線の引け。8日転機とみられる。中国の国慶節明けと米雇用統計に集約されポジション調整大詰め。引け後、日経平均先物が現物より424円安。ダウ先物も同510ドル安いためだ。9月29日自民党総裁選直後に外資が先物売り。窓を空けて下放れ、プログラム売買やHFT(高速取引)など12連騰の巻き戻し。買われ過ぎに売られ過ぎで帳尻合わせという。12連騰中彼らの買いが1兆円超と伝えられるや途転売り。嵌まった国内勢が12年ぶり8日連続安でロスカットに見舞われた。TOPIXが底堅く来週反転が見込まれる。行き過ぎた乱高下で米長期金利上昇や債務上限、中国恒大問題など米中デフォルト懸念織り込み済み。米国の場合、期限切れ18日間際になって与野党合意が予想され急反発。中国の場合、6日香港ハンセン23,966(-0.57%)となり1年ぶり安値が気掛かり。ポジション調整一巡後もみ合いと考えられる。国内も19日公示、31日総選挙一色。6日現在、25日移動平均下方乖離6.81%。騰落レシオ100.20とあって個別に自律反発。関係分の■■■■■■■(****)と■■■■■■(****)が健闘している。前者はデジタル庁新大臣就任、後者もビットコイン5万ドル回復が具体的な材料。9月末で緊急事態とまん延防止解除。10月から経済再開となり国内が前向きになった。8日連続安を「岸田ショック」とすれば、中長期日本にとってプラス。首尾一貫バランスのとれた組閣といわれ、ご祝儀の相場のはずがとんだ食わせ物。外資のゼロサムゲームに乗せられた。おのずと総選挙にかけて猛反発が見込まれる。新政権期待によるもので、万一株安なら身も蓋もない。総選挙前に売りなし。組閣から1年、日本再構築に賭ける場面。10年先の初動であり、消去法で主導権を握る急所。TOPIX中心に嵩上げなしに収まらない。
日経平均先物によると、6日大証ミニ2万7160円(-0.88%)に対しラージ7170円、シカゴ円建て7145円。現物より369円安い。若干持ち直した。ダウ先物3万3836ドル(-1.02%)。同479ドル安い。VIX恐怖指数23.55(+2.57%)、WTI原油先物77.91(-1.24%)。金先物1756(-0.25%)、ビットコイン円5,714,730(-0.29%)。右往左往している。どこもマネーの居どころが悪いためだ。4日、FRBの高官が複数インサイダー情報で再三金融取引を繰り返し内部調査。副議長のほか議長も来年2月再任なしという。
6日の日経平均293円安。大引け2万7528円。TOPIX1941(-5)。東証一部の出来高16億7300万株、売買代金3兆7400億円。値上がり1073(値下がり1015)。10年債0.080%(+0.020)。米10年債1.545%(+0.016)。マザーズ指数の引け1064.11(-1.30%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。それなりに買われている。9月8日、北朝鮮が19年ぶりトンピヨウ(軍票)を発行。紙幣発行が困難になった模様。外貨の交換手段といわれたが、核兵器開発のあおりで国内の疲弊が極限状態という。(了凡)