一にも二にも総裁選 バブル崩壊を放置する中国当局 (2021.09.28)
週明け小反落。日経平均小陰線の引け。後場一進一退だ。ダウ先物高と上海総合安が綱引き。9月末権利取りにコロナ感染者減、緊急事態解除、自民党総裁選など巡り売り買い交錯。21日恒大デフォルト説を嫌気して空けた窓3万0358円を埋めた。25日線2万9196円と乖離3.57%。東証一部の騰落レシオ146.35%。収まらず、5日線3万0093円が水先案内という。■■■■■■(****)が1株を5株にする株式分割と2500億円(上限)の自社株買いを好感して上場来高値を更新。■■■■■(****)も年初来高値を更新し、空・陸運、旅行、外食、百貨店など10~12月期経済再開を先取り。一部で伝えられた今秋暴落説を差し引き吸収している。恒大に続き融創中国も支援要請し連鎖破綻が予想されるものの当局動かず。バブル崩壊を放置する見込み。それどころか、株や不動産も下がらない統制経済のからくり。中国共産党崩壊に結びつかない現状からタイムラグの調整が困難。恒大破綻をきっかけに約30年続いた中国の黄金時代が終わった。ロックフェラーが読み間違えといわれ、経済の終わりが始まったばかり。恒大のデフォルトにしても2兆円規模でレバレッジなし。内政問題で処理するとみられ、リーマン危機に遠く及ばない。当局がバブル崩壊を晒し者にすると欧米のQE(金融緩和)負担に跳ね返る仕組みで予断を許さない。日本の首相が決まる29日から第2幕。30日鉱工業生産(8月)発表、10月1日の日銀短観と有効求人倍率(8月)。海外で28日FRB議長証言、30日中国製造業PMI発表。10月1日米国の個人消費支出(8月)も新たな材料。中国が国慶節で10月1日から7連休となり煙にまかれる公算が大きい。悲観に及ばないが楽観できないことも事実だ。中国経済がコロナからいち早く回復し、国内でデフォルト急増とあってつける薬もない。大国になったゆえの愚かな政策が命取りという。しかし、欧米の破綻願望と裏腹に株や不動産も下がらないとなれば、何も彼も示しがつかない。
日経平均先物によると、27日大証ミニ2万9985円(-0.32%)に対しラージ9980円、シカゴ円建て3万0005円。現物より235円安い。ダウ先物3万4743ドル(+0.20%)。同55ドル安い。VIX恐怖指数18.67(+0.21%)、WTI原油先物75.00(+1.38%)。金先物1752(-0.17%)、ビットコイン円4,845,805(+1.25%)。香港ハンセン指数24.208(+0.06%)がしぼんできた。中国の場合、借金を借金で返すといわれ、経済も共産党に洗脳されそれほど悪くない。しかし、恒大の放置した2兆円がもとで中長期国家分裂の憂き目。難民が日本に押し寄せるという。一にも二にも総裁選にかかってきた。臨時国会後の総選挙で10年後の初動もわかる。
27日の日経平均8円安。大引け3万0240円。TOPIX2087(-3)。東証一部の出来高12億9300万株、売買代金3兆2500億円。値上がり736(値下がり1355)。10年債0.055%(+0.005)。米10年債1.486%(+0.032)。上海総合が3582(-0.84%)で引けた。マザーズ指数の引け1158.05(-0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■(****)も初動に過ぎない。(了凡)