証券ビュー

アンコール伊勢町

日経平均4万円の助走 アフガンが日本を必要としている (2021.09.09)

 8連騰。日経平均中陽線の引け。安寄り後切り返した。3連休明けダウ269ドル安を受けたもので、5ヵ月ぶり3万円回復。25日移動平均線2万8028円と乖離7.48%。傍目には過熱でも初動形成に欠かせない10日間。8日4~6月期GDPが年率1.9%(0.3%増)に上方修正され、NY連銀総裁講演と10日メジャーSQで持ち高調整一巡。相場のスケールがわかる。2月16日の年初来高値3万0714円を更新しないと元も子もない。6日ゴールドマンが10~12月期米実質GDPを下方修正する一方、中国の不動産大手恒大集団が10兆円負債を抱えデフォルト懸念。さらに、7日ビットコインが一時17%暴落し1ヵ月ぶり安値をつけた。エルサルバドルが世界初の法定通貨に採用し腰砕け。アマゾンやウォルマートなど米大企業参入に個人が追随し10万ドル説が流れた反動。ブルームバーグによると、風船から少し空気が漏れたという。外資が消去法で日本株を嵩上げしている。29日の自民党総裁選まで関連銘柄も買われ、予選に残ったものが準決勝、決勝に進む段取り。関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)のほか、■■■■■■(****)の反転も時間の問題。出損なった■■■■■■■(****)、■■■■■(****)も意外な高値が見込まれる。日経平均4万円の助走とみられ、初動に過ぎないためだ。世界の緩和マネーが総裁選で初動を形成すると、総選挙にかけて国内勢が参入し、痺れを切らしたその他大勢も勝ち馬に乗りたいわけだ。30年前米国に流れ込んだ緩和マネーが何倍にもなって日本に戻ってくる。失われた30年を取り戻すわけだ。この上、世界の人口減と高齢化が進めば資本主義が成り立たない。人間の能力が個々に違う以上共産主義も成り立たない。限られた果実の取り合いが本格化。8月15日カブール陥落をきっかけに米中共倒れも考えられ、消去法で日本が矢面に立った。世界ダントツのGAFAM5社がすべて時価総額1兆ドルを超え、池の中の鯨になりかけた。アマゾンが全米オンライン小売販売で50%以上のシェア。グーグルの検索サービスも全米92%を占め、アップルの年間利益が7つの州のGDP合計より大きいという。もはや、恐竜だ。中国にしても、石平氏(せき・へい)の著なぜ私は「中国」を捨てたかに明らか。中国共産党の百年史を嘘八百という。フォーリン・アフェアーズも、北京の泥棒男爵たちにとってこの40年金ピカの時代と手厳しい。日本は8月15日、終戦、ニクソンショックに次ぐカブール陥落で目を覚ました。アフガンが日本を必要としている。株高も初動のひとつだ。
 日経平均先物によると、8日大証ミニ3万0175円(-0.13%)に対しラージ0180円、シカゴ円建て0155円。現物より約30円安い。ダウ先物3万5082ドル。同約20ドル安い。VIX恐怖指数1843(+12.31)、WTI原油先物69.33(+1.43%)。金先物1799(+0.04%)、ビットコイン5,139,724(-0.82%)。心配ない。
 8日の日経平均265円高。大引け3万0181円。TOPIX2079(+16)。東証一部の出来高13億2000万株、売買代金3兆6700億円。値上がり1559(値下がり474)。10年債0.040%(+0.005)。米10年債1.352%(-0.019)。上海総合が3675(-0.04%)で引けた。マザーズ指数の引け1157.83(+0.78%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。日経平均4万円の助走だ。(了凡)