下に振ってから上げる 30年前に流れたマネー日本へ (2021.09.03)
まちまち。日経平均小陽線の引け。確りしている。東証一部の値上がり896(値下がり1197)に過ぎず、騰落レシオ102.97%。上値余地が大きいという。3日米雇用統計発表を控え米主要3指数小動き。民間のADP全米雇用レポートで市場予想60万人増を大幅に下回り緩和マネー滞留。行き場を失った。8月にマネー洪水の分水嶺を迎え、15日カブール陥落と31日米軍アフガン撤収によりにニクソンショック50年の巡り合わせ。来週11日同時多発テロ20年とあって、ベルリンの壁崩壊(1989)にもつながる。市場がマネーの流れをたどり解に迫るもので、ベルリンの壁当時平和の配当が日本にくると勘違いして納会3万8915円をつけた。翌年発会から売られ、昭和天皇崩御もあり下げに拍車。日本に滞留していたマネーが米国に流れ失われた30年になった。ドットコムバブル(2000)、リーマン危機(2008)に次ぐ3度目の正直。2月に30年ぶり3万円をつけ、コロナや五輪、その後の政策対応も先進国最低といわれた日本に片目。9月にも両目が開く見込み。GAFAMの時価総額が東証一部の時価総額(736兆円)を上回り割高な上、中長期収益の伸びが鈍る見通し。来年4月東証の市場再編に見合うものだ。ベルリンの壁から米国に流れたマネーが日本に向かい始めた。米国はインフレでなくデフレ。結論からいうと、2024年が底。株のバブルが破裂するという。言い得て妙だ。24年説自体、1619年イタリアのジェノバで記録された1.125%が大底。365年後、1984年に米国金利13.85%を2番天井に試算したもの。幸か不幸か日本が矢面に立ち目を離せなくなった。失われた30年を取り戻す一方、次の10年初動を見出す場面。■■■■■■(****)の1万2000円が視野に入った。プライム・スタンダード・グロースを問わず嵩上げ。日経平均が4万円になると祇園祭も動き出す。2024年を忘れないことだ。
日経平均先物によると、2日大証ミニ2万8545円に対しラージ8540円、シカゴ円建て8550円。現物より約10円高い。ダウ先物3万5347ドル(+0.16%)。同約30ドル高い。VIX恐怖指数16.09(-2.37%)、WTI原油先物69.03(+0.64%)。金先物1817(+0.09%)、ビットコイン円5,464,998(+1.77%)。流れができかかった。米軍アフガン撤収の際、タリバンが国家運営に直面し人道面や経済混乱にも「日本人が必要」という。中村医師やクラレのランドセルが物語るもので、マネーの流れも変わらざるを得ない。9月のG20財務相・中銀総裁会議で法人税率最低15%以上に合意。世界にタックスヘイブン(租税回避地)がなくなる見通し。数年で企業の社会貢献も株価の材料になりそうだ。
2日の日経平均92円高。大引け2万8543円。TOPIX1983(+2)。東証一部の出来高10億5800万株、売買代金2兆6300億円。10年債0.030%(+0.005)。米10年債1.287%(-0.012)。上海総合が3597(+0.84%)で引けた。マザーズ指数の引け1120.43(-1.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。大抵下に振ってから上げるという。(了凡)