証券ビュー

アンコール伊勢町

半年か1年で10年動く 日本の時代終わったという見方後退 (2021.08.27)

 小反発。日経平均小陰線の引け。底堅い。ジャクソンホール待ちだ。ポジション調整によるもので薄商い。25日米主要3指数上昇に拘らず、上海総合に香港ハンセン反落。今後、プロの目利きがものをいう場面という。8月以降、米政府の大盤振る舞いとFRBのテーパリング(緩和縮小)が綱引き。安定したリターン確保が困難になっているためだ。去る15日、ニクションショック50年。ホロスコープ(天体配置図)でいう10年先の初動。12日デッドクロスが新たな光明をもたらした。依然25日移動平均線2万7656円を上回り先高を示唆。12日の戻り高値2万8279円を抜くとトレンド転換が見込まれる。パラリンピック後に自民党総裁・総選挙を控え株高に分があると述べた。26日総裁選が9月29日投開票に決まり議員・党員票同数。午後岸田氏が出場表明した。先進国の財政出動を踏まえ「日本だけ後れを取るわけにいかない」という。首相が再選を目指し下村氏や高市氏も意欲を見せており、22日横浜市長選で完敗しただけに巻き返す公算大。待機資金を呼び水に日経平均中長期嵩上げ。最高値突破の構えだ。ブルームバーグによると、コロナにより市場予想が全く当てにならない事例多数。株高に加え教科書と歴史を無視する債券然り。金融市場に頭脳とハイテクが無限に投入されながら「誰も何もわかっていない」という。このため、NYで相場予想が後退し、年末見通しに大きなばらつきが出ている。中国経済の打撃顕在化も事実。鉄鋼生産が7月に1年3ヵ月ぶり低水準。不動産の下振れ圧力を過小評価。デルタ感染拡大でリスクが増加している。日本の場合、パラリンピック後も8道府県緊急事態宣言と4県まん延防止重点措置適用が9月12まで続き材料難。外資にとって12日のデッドクロスが絶好の仕込み場になった。半年か1年先プラザ合意来2度目のバブルが予想され、稼いだ値鞘がそっくり太平洋を渡りFRBの口座に振り込まれる由。カブール陥落でペトロダラー底割れも考えられる。フォーリン・アフェアーズによると、8月に入り日本の時代が終わったという見方が後退。コロナが猛威をふるう中で静かに地域リーダーとして台頭。アジアで米国の信用を回復するため鍵を握る国家に浮上と持ちあげる。中長期株高につながるはずだ。
 日経平均先物によると、26日大証ミニ2万7725円(-0.13%)に対しラージ7730円、シカゴ円建て同。現物より約10円安い。ダウ先物3万5376ドル(+0.05%)。同約30ドル安い。VIX恐怖指数17.42(+1.16%)、WTI原油先物67.70(-0.97%)。金先物1790(-0.04%)、ビットコイン円5,176,058(-3.86%)。どれもこれも右往左往している。
 26日の日経平均17円高。大引け2万7742円。TOPIX1935 変わらず。東証一部の出来高8億6000万株、売買代金2兆円。値上がり1260(値下がり826)。10年債0.020%(+0.005)。米10年債1.342%(-0.002)。上海総合3501(-1.09%)、香港ハンセン25,415(-1.08%)で引けた。マザーズ指数の引け1095.70(+1.21%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。週刊現代の別冊新刊。おとなの週刊現代。人生を最後に間違えないための準備。これから10年がテーマ。株が先行し前半で決まる。半年か1年で10年動くためだ。(了凡)