今秋から来春劇的場面 半年か1年先に世界中様変わり (2021.08.23)
前週末続落。日経平均中陰線の引け。一時年初来安値2万7002円を下回った。米中景気減速や■■■■■■(****)減産、中国規制懸念など世界株安が背景。5日移動平均線2万7365円を5日連続下回りながら、TOPIXが200日線1880を上回り売り一巡。引け後、日経平均が夜間取引で2万7240円をつけ、20日ダウ225ドル高につながった。ダウ先物3万5065ドル(+0.71%)、VIX恐怖指数18.56(-14.35%)にもうかがえる。ディフェンシブ関連が買われ全面安になっていない。S&P500のPER22倍に対しTOPIX15倍割れ、日経平均12倍台で割安。27日オンライン開催になったジャクソンホールを踏まえ、中長期■■■■■■(****)と■■■■(****)が鍵。9月7日新月買いと述べた。世界レベルで無限緩和に伴う桁外れの資金が株や債券、住宅のほか、ビットコイン、金の延べ棒にも流れバブル化。5大陸から7つの海に流れ込み制御不能。干・満潮程度の利鞘もたらすに過ぎない。日本はワクチン接種でG7最下位といわれ、株をはじめ債券、為替、金利、政権まで叩かれ割安。しかし、接種率の高い国で感染者や死者が急増しているのも事実。19日ロイターによると、英オックスフォード大の研究チームがデルタ株3ヵ月内に有効性低下を発表。20日触れた新型ウィルス投入に伴うワクチンビジネスが気掛かりだ。日本は人口当たり感染者や死者数が圧倒的に少ないため、ワクチン接種の恩恵が限られる。市場から見ると、8月後半日本株を叩き買い場捜し。半年か1年先、日経平均が最高値3万8915円(1989年12月29日)に挑戦。■■■■■■(****)減産解除がきっかけとみられる。2月に30年ぶり3万円を回復し、日銀のETF介入が外資系の槍玉に挙がった。以来後退しじり安。5月の米CPIショックや6月メジャーSQ、8月後半の急落など彼らの治外法権。前日売り叩き翌日買い戻しに翻弄された。四半期配当に追われているためで、日銀がETFに介入しない旨言致を取った模様だ。日本の個人金融資産約2000兆円。コロナによる強制預金20兆円といわれ出番待ち。一時的であれ情勢好転を手掛かりに動き出す見込みだ。米国の財政危機が深刻で日本なしに回らない。ひところ郵貯350兆円といわれ、最近農協600兆円が標的と伝えられる。株でバブルをつくり最高値更新。待ったなしだ。前週末2万7000円が3万8000円なら約40%上昇。来年4月、プライムをはじめスタンダード・グロースなど東証の市場再編に見合うもので、外資系機関投資家好みのコンテンツという。8月15日カブール陥落から米国の信用ガタ落ち。日本の待機資金が制度改革を通じて太平洋を渡る相場が始まる。今秋から来春劇的な場面になりそうだ。
日経平均先物によると、20日大証ミニ2万7240円に対しラージ同、シカゴ円建て7255円。現物より約250円高い。ダウ先物同約55ドル安い。WTI原油先物61.86(-2.58%)、金先物1782(+0.03%)、ビットコイン円5,316,315(-1.28%)。カブール陥落でペトロダラー(OPEC のオイルマネー)が急落している。
20日の日経平均267円安。大引け2万7013円。TOPIX1880(-16)。東証一部の出来高12億3100万株、売買代金2兆8300億円。値上がり693(値下がり1411)。10年債0.005%(-0.005)。米10年債1.258%(+0.012)。上海総合が3427(-1.10%)で引けた。マザーズ指数の引け1034.81(+0.09%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。半年か1年先に世界中様変わりだ。(了凡)