15日100年の折り返し デッドクロスが新たな光明もたらす (2021.08.16)
前週末小動き。日経平均小陰線の引け。再び200日移動平均線2万8018円を下回った。米株高や好決算発表に拘らず、コロナ感染拡大、半導体関連安、高値期日など下振れ懸念。12日デッドクロスがブレーキになった。13日、ダウ15ドル高。連日最高値更新だが、米政府3回目のワクチン接種許可を好感した由で力不足。カネ余りに伴う供給過剰が主因だ。例えば、13日まで米国のIPO690。昨年のピーク457を大幅に上回り玉石混交。テンバガー5銘柄をはじめ消耗戦に入った。1月下旬ゲームストップから個人のブームが続き、ロビンフッドの平均預かり資産1口座約50万円。コロナ禍、政府の特別給付金を原資に若者の参入が目立つ。脆さを抱えながら一攫千金の誘惑に駆られ、これまで大商いが続いている。解説もそれなりのもの。ドルの価値が下がった分GDPと株で穴埋め。自ら実体価値の低下を認める件りだ。今後予想されるドル安をインフレと株高でしのぐという。15日、ニクソンショック50周年。100年の折り返しでありホロスコープ(天体配置図)でいう10年先の初動。パラリンピック(24日~9月5日)が終わると、自民党総裁・衆院選(解散なら総裁任期2ヵ月)を踏まえ政治の季節。来年2月北京冬季五輪、同11月米中間選にかけて本格化。マネー洪水の分水嶺に差しかかる。闇勢力にとって基軸通貨ドル、「3極化」を巡るターニングポイント。金や銀先物、ビットコインなど牽制。主要中銀の金融支配に戻したいという。改めて1%vs99%の死闘が始まる。8月末、米軍アフガン撤収の有無。カブール陥落にかかってきた。コロナ禍と一線を画し欧米の株価が堅調なためで、武漢ウィルス研究所やジョンズ・ホプキンス大、CDC(米国疾病予防管理センター)、モデルナ、ファイザーなど彼らのグループといわれ気を抜けない。
日経平均先物によると、13日大証ミニ2万7825円(-0.57%)に対しラージ7830円、シカゴ円建て7835円。現物より約150円安い。ダウ先物3万5400ドル(-0.01%)。同約120ドル安い。VIX恐怖指数15.45(-0.90%)、WTI原油先物68.03(-1.53%)。金先物1781(+1.70%)、ビットコイン円5,121,809(-2.03%)。日銀が3月以降ETF購入一服。日経平均が欧米に出遅れた事情もある。国内で16日4~6月期GDP、18日貿易統計、20日7月消費者物価発表。米国時間18日にFOMC議事録(7月)公表の予定。26~28日ジャクソンホール。22日(日)にかけて満月売り、9月7日(火)新月買いと出ている。
13日の日経平均37円安。大引け2万7977円。5日線2万7954円、25日線2万7925円も上回った。TOPIX1956(+2)。東証一部の出来高9億9200万株、売買代金2兆3200億円。値上がり1042(値下がり1031)。10年債0.020%変わらず。米10年債1.288%(-0.078)。上海総合が3516(-0.24%)で引けた。マザーズ指数の引け1069.00(-0.68%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。「日本経済予言の書」(鈴木貴博著・PHPビジネス新書・税別950円)を紹介する。前週さわりを述べたが、コロナ後ざっと10年俯瞰できる。■■■■■■(****)とグーグル、アマゾンの近未来などつぶさに実感できる。巻末にかけて日本復活。自らアップデートして活路をひらく。デッドクロスが新たな光明をもたらすわけだ。(了凡)