起死回生が手掛かり 何が起きようと改善するに限る (2021.08.11)
3連休明け頭打ち。日経平均十字足の引け。後場見送られた。ダウ3日ぶり反落に先物安を受けたもので、デルタ感染拡大とワクチンの応酬が主因。8日ゴールドマンのデルタ蔓延に伴う中国7~9月期下方修正レポートが水を差した。10日■■■■■■■(****)の決算が儘ならず、11日米CPI(7月)と12日同PPI(同)発表待ち。5日移動平均線2万7732円を上回る一方、25日線2万8004円が200日線2万7948円に接近しデッドクロス目前。7日立秋を過ぎ夏枯れ懸念。26~28日ジャクソンホールまで一進一退が続きそうだ。世界景気が異常気象に左右されるのも事実で、9日国連が発表したIPCC(気象変動に伴う政府間パネル)によると、人間の活動が温暖化を招いたことに疑う余地なし。66ヵ国の学者234人がまとめたもので、15日ニクソンショック50周年と鉢合わせ。長期にわたる超低金利や巨大な財政支出などお金の洪水といわれる中で無言の修正を追っている。地球温暖化に伴い未来がどうなるか。人口増と連動しているだけに予想も極まってきた。気象変動の結果、豪雨災害甚大化、熱波到来、疾病増加、飢饉、さらに海面上昇が起きるという。前の3つ2020年代、後の2つも40年代にかけて記録的な影響をもたらす見通し。地球シュミレータ(海洋研究開発機構のスーパーコンピュータ)によると、日本でも台風や集中豪雨の大型化を予測。地球の気温上昇で大気の流れが変わり、梅雨前線が毎年南側に抑え込まれる。このため、長雨の影響で九州中心に西日本の雨量が増加。10年代の台風や豪雨分布が西日本に多い事実と一致している。19年10月、台風11号の被害も同シュミレータの的中が伝えられた。雨量の地域差が日本以上に中国内陸部で顕著。南部大雨、北部で砂漠化が進むという。03年8月初旬、8日連続40度以上の熱波を観測したパリ。高齢者中心に1万4800人が死亡しパリ協定発足。脱炭素社会に向け世界の取り組みが始まった。3番目の疾病や飢饉、海面上昇も現実になりコロナ後素直に喜べない。地球温暖化にブレーキをかけると、エネルギーや自動車、航空機産業など頭打ち。GDPが伸びない中で背に腹は代えられない。この儘いくと、2040年に地球の平均気温2度上昇。後戻りできなくなるという。日本のGDP縮小、株価長期低迷も考えられる。GAFAMや■■■■■■(****)然りだ。ゆえに、起死回生が新たな手掛かり。何が起きようと前向きに受け入れ、改善するに限るわけだ。
日経平均先物によると、10日大証ミニ2万7870円(+0.07%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より約20円安い。ダウ先物3万4974ドル(-0.07%)。同約130ドル安い。VIX恐怖指数16.66(+3.16%)、WTI原油先物67.73(+1.88%)。金先物1731(+0.26%)、ビットコイン円5,030,666(-1.46%)。ブルームバーグによると、米上院が暗号資産の課税方法を巡り土壇場の妥協に近づいたという。
10日の日経平均68円高。大引け2万7888円。TOPIX1936(+6)。東証一部の出来高10億8700万株、売買代金2兆6000億円。値上がり1311(値下がり790)。10年債0.025%(+0.015)。米10年債1.315%(-0.005)。上海総合が3529(+1.01%)で引けた。マザーズ指数の引け1083.22(+1.74%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。10日、■■■■■(****)の決算よし。12日、■■■■■■■(****)も切り返す見込みだ。(了凡)