証券ビュー

アンコール伊勢町

日本は中庸ほか道なし 米中が体力を失うまで粘りに粘る (2021.07.28)

 続伸。日経平均小陽線の引け。200日移動平均線2万7759円を上回った。米主要3指数最高値更新を受けたもので、買い一巡後見送られ連日半端な場味。27、28日FOMCを控え米大手ハイテクの好決算が裏目に出そうだ。26日、中国当局がネット企業に独禁法順守やデータ保全など規制強化を発表。ハイテクに教育、不動産、食品流通などあらゆる産業が対象となり、外資撤退を意に介さない内容。このため、ダウ先物3万4853ドル(-0.51%)をはじめ上海総合3381(-2.49%)、香港ハンセン25,307(-3.37%)など軒並み安。ダウ先物が現物より約300ドル安いほか、日経平均先物も同200円以上下鞘。24日(土)にかけて満月売りが天の計らいだ。27日、日本が五輪メダル獲得で米中に続き3位につける一方、都のコロナ感染者が2848人にのぼり、1月7日2520人を抜いて過去最多。4連休明け噛み合わず、ビットコインの出直りが耳目を集めている。相次ぐ規制をしのぎ長期保有が目的の機関投資家参入。市場全体の意識が変わったという。日本の場合、米中と一線を画し五輪後総選挙待ったなし。内閣支持率低迷にかかわらず過去50年100%株高。10月21日任期満了後との情報もある。全体主義国家を含め従来の指導者に民心が離れ、バイデン氏もデルタ感染拡大を受けたロックダウン再開懸念から過去最低。中国も若手求職者が困難に直面し、6月若年労働者(16~24歳)の失業率15.4%(昨年12月12.3%)。SNSによる寝そべり族の支持が急増している。日本から世界を見るより、世界から日本を見た方がずっとマシだ。「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著=幻冬舎)を思い出した。現実が変わらないなら心の持ちようを変えてみる。人はどんな場所でも幸せを見つけることができる。明日に向かって生きる。時代の変わり目にふさわしい。8日述べたように、2021年丑つまづき、22年寅千里を走り、23年卯跳ねる見通し。仮説に過ぎないが、地から風の時代本格化。誰しも変わらざるを得ない。天王星84年・おうし座入り7年周期の踊り場。2019年3月に始まり26年4月まで続く。100年前のスペイン風邪と同様にコロナが曲者。闇勢力が第1次大戦(1914~18)で変異ウィルスを見舞い8000万人(当時の世界人口15億人)殺したように、第3次大戦に向けてデルタ散布・ワクチン投入が手口といわれ、光勢力にとって一歩も引けない場面。26日、天津の米中高官会談も物別れに終わり膠着状態。3月アラスカの喧嘩腰声明に輪を掛けた結末になった。日本は中庸(ちゅうよう=過不足なく調和がとれること)ほか道なし、米中体力を失うまで粘りに粘るほかない。TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)が一例。生産を台湾に集中し粗利50%。それが米国と日本、ドイツにも生産拠点を検討している。 
 27日の日経平均136円高。大引け2万7970円。TOPIX1938(+12)。東証一部の出来高9億3800万株、売買代金1兆9900億円。値上がり1571(値下がり536)。10年債0.015%(+0.005)。米10年債1.265%(-0.029)。マザーズ指数の引け1136.92(-0.45%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。金先物1797(-0.12%)、ビットコイン円4,164,321(+1.47%)が明暗を分けている。(了凡)