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売り買い中立の構図 5大陸下る緩和マネー7つの海へ (2021.07.13)

 週明け急反発。日経平均小陽線の引け。即刻8~9日空けた窓を埋めた。9日米主要3指数最高値更新によるもので、10日ぶり5日移動平均線2万8327円を上回り売り買い中立。ニュートラルに戻ったという。インフレと利上げが綱引きに入り、変異・デルタ株蔓延を通じて世界景気の頭打ち懸念が台頭。5大陸を下る緩和マネーが7つの海に流れ込み制御不能になった。都が五輪開催を目前に控え、12日から8月22まで4度目の緊急事態宣言で打つ手なしだ。100年前のスペイン風邪も無策(集団免疫)で乗り切ったといわれ、当時の死亡者45万人(人口の1%以下)。今回、人工ウィルス・ワクチン開発がセットになり、コロナ収束を拒む闇勢力と解放を目指す光勢力がデスマッチ。中休みとみられる。五輪直前の情報によると、無観客に拘らず米NBCの放映権料約8000億円。JOC向け手当ても850億円といわれ、関係者の懐勘定に変わりない。NBC自体ロックフェラーセンタービルに本社を置き、欧州も足並みを揃えてパラリン最終日(9月3日)まで押し切る構え。この間、目くらまし。時間稼ぎと考えられる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、株価上昇と低金利が米国富裕層にとって追い風。税金を最低限に抑えながら生活資金を借りて賄うというライフスタイル。彼らの多くが所有する株や債券を担保にこれまでにない規模で借り入れ、モルガン・スタンレーで5年前から倍以上。バンカメでは証券担保貸出が住宅担保の口座を遥かに上回る状態。バイデン氏のキャピタルゲイン最高税率23.8から43.4%に引き上げや被相続人の死亡時に備えているという。リーマン危機に懲りず強欲再燃のありさま。危機に過剰反応し一切リスクを避ける日本と対極にある。あと2年、闇勢力と光勢力のデスマッチ。中国も来年「失われた30年」に入るといわれ後半目を離せない。発覚したのが2020年の国勢調査。国家統計局が2019年の人口14億人突破と公表し改ざんの疑い。国連によると、27年ピークが8年繰り上がる。米国の人口問題専門家は、18年減少に転じ20年12億6000万人に過ぎない。あらゆる政策が間違ったデータのもとでつくられ、今後少子高齢化が進むという。総量規制導入に伴う不動産バブル崩壊も時間の問題。1日中国共産党100周年を境に流れが変わりそうだ。中国の人口動態を見ると、1980~2015年がボーナス期。20年からオーナス期に変わり、同規制がきっかけと考えられる。来年2月、北京冬季五輪(4~20日)前後が第2幕。同11月米中間選から第3幕というわけだ。
 日経平均先物によると、12日大証ミニ2万8440円(-0.21%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より約130円安い。ダウ先物3万4606ドル(-0.42%)。同約250ドル安い。VIX恐怖指数17.28(-9.05%)、WTI原油先物73.34(-1.62%)。金先物1800(-0.56%)、ビットコイン円3,718,595(-1.41%)。反動安が目立つ。売り買い中立の構図に変わりない。
 12日の日経平均628円高。大引け2万8569円。TOPIX1953(+40)。東証一部の出来高10億3500万株、売買代金2兆3800億円。値上がり2010(値下がり149)。10年債0.025%変わらず。米10年債1.344%(-0.016)。上海総合が3547(+0.67%)で引けた。マザーズ指数の引け1183.67(+1.32%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。アビガンとイベルメクチンが見直される。14日取材のため、15日付休載の予定です。(了凡)