証券ビュー

アンコール伊勢町

卯辰巳の3年正念場 明日死ぬと思って生きよ (2012.03.21)

週明け堅調。一部始終、先物の空中戦。ポジション調整が続いている。16日米国のSQを受けたもので、8日ぶり反落したNYダウに気遅れ。日経平均はシカゴ先物安にかかわらず確り。16日まで10週連続陽線を引き、高値整理にしても出来過ぎ。何か起きるといわれる20日、赤字幅縮小が伝えられる22日の貿易収支発表(2月)を巡り波乱含み。当面■■■■■(****)の1万6000円が目安と述べた。峠を越した機関投資家の決算対策にひきかえ、期末リパトリ(外貨建て資産売り・円買い)に伴う円高の揺り戻し。市場は米国の景気回復を織り込み、フランス大統領選、中国の景気減速など先物とオプションが水先案内。日本時間19、20日地震警告やテロ情報が流れ、20日米軍横田基地休暇と在日イスラエル大使館休業とあって模様眺めの気分が強い。しかし、国内は日経平均10週連続陽線を初動に不動産、百貨店、外食など資産効果じわり。消費税引き上げを見越した動きとみられ、円高一巡から再び円安の流れ。ユーロ110円からドルも90円レベルに鞘寄せの気配。4、5月乃至6、7月第二、三幕も考えられる。9日、ロンドン五輪後来年にかけて欧米の景気後退が予想され、危機再発に伴う金融機関の連鎖倒産、ハイパーインフレなど副作用について述べた。今年と来年、アップルの故スティーブ・ジョブスのように「明日死ぬと思って生きよ」に値する。卯辰巳の3年正念場。東大の見田名誉教授(74)によると、人類の「ロジスティック曲線」は助走、爆発期からステージ3の安定平衡期に入るところ。08年GMの破綻、サブプライム問題、秋葉原無差別殺人事件を踏まえ地上に天国を実現する段階に達したという。天国や極楽に経済成長なんてない。人間が心底求めてきた世界は、発展や進歩もない永遠に幸福が持続している状態と語る。父がヘーゲル研究者の見田石介。小学生の頃から「資本論」を愛読したという早熟な逸材。東大の見田ゼミは凄い人気という。もともと英国が資本主義発祥の地。アダム・スミス、スミスの師でジョン・ロック、ケインズも英国人。米国人ミルトン・フリードマンさえサッチャー元首相の口車。英米は金融資産の時価総額ばかり膨れ上がり、国民の大半生活水準が大幅に低下。日本も追随し立ち往生。各国政府、中央銀行が行った大型金融緩和と財政出動による金融支援は危機の本格化、全面化を遅らせるだけで再発不可避。今年も前半高になりそうだ。

日経平均は12円高。1万0141円の引け。出来高19億5100万株、売買代金1兆1100億円。小動きにとどまった。■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)が高い。■■■■(****)も一触即発の足取り。16日に参院予算委員会で新党改革の荒井議員が癌ペプチドワクチンの政府見解に言及。早期承認、保険適用に厚労相が理解を示した。■■■(****)は甘いが、■■■■■■(****)と■■■■(****)が確り。林原の営業権を700億円で引き取った■■■■(****)然り。インフレでも実需が見込まれるだけに強い。ところで、原発停止によるエネルギー不足。原発は国内需要の3割だが、今より消費が3割少ないのは1985年前後。現在85年当時より節電・省エネ技術が発達し、将来全部停止しても深刻な電力不足は起きない。太陽光はじめ代替エネルギー開発も世界トップレベルだ。(了凡)