証券ビュー

アンコール伊勢町

地相場を探る場面に エネルギー基本計画が新たな材料 (2021.05.17)

 前週末4日ぶり反発。日経平均大陽線の引け。3分の1戻した。14日ダウ366ドル高(13日433ドル高)が物語るもので、5日移動平均線2万8361円、半値戻し2万8535円が次の目安。17日米国納税期限を前につかえが下りた。4月の米小売売上高が市場予想(+0.8%)を下回り、金利上昇懸念後退を好感してハイテク中心に続伸。半面、ビットコインが戻り一巡から売られ、4月に上場したコインベース(米交換所大手)が1~3月期純利益前年同比24倍、通期上方修正を発表しながら14日の引け3%安。12日最高益を発表した■■■■■■■(****)の顚末に似ている。桁外れの量的緩和、財政出動、ワクチン接種など4月にガソリン50%値上がりをもたらした米景気の過熱感がCPI発表を境にピークアウト。めいめい決算発表を手掛かりにファンダメンタルズシフト。地相場を探る場面になった。TOIPXが決算発表前の水準に往って来い。PERも実績20倍から予想ベース15倍に低下。19日FOMC議事要旨(4月27、28日分)が新たな手掛かりという。全米50州の過半経済再開、飲食店のコロナ制限撤廃、ワクチン完了者にマスクなしなど現状。バイデン氏は7月4日の独立記念日までに正常化を目指すという。日本の場合、14日広島と岡山県、北海道にも緊急事態宣言が広がり追随困難。ワクチン接種を焦る必要ない。欧米のように、急ごしらえで治験もそこそこに特例公認の大量接種では芸がない。「mRNA」が遺伝子組み換えの上、変異ウイルスに新たな接種が必要で自然免疫(2週間程度)がいいに決まっている。特例公認の一代ワクチンが中長期もつはずがない。闇勢力が大手メディアを通し大本営発表を流している模様で光勢力の出番待ち。五輪、総選挙でもフルイがかかる。個別物色に限るわけだ。14日、■■■■■(****)がS高。値上がり上位10位に顔を出した。13日の決算発表を受けたもので、今夏改正見込みの「エネルギー基本計画」が材料。原発の新増設やリプレース(交換や置換)も明記される見込みだ。原発なしにカーボンニュートラルの実現が困難なためで、東日本大震災10年を境に世界一厳しい新基準により可能な限り稼働。EV普及をはじめ2050年にかけて電力需要1.5倍、同予備率(1~3%)改善に向けて見直す見通し。日本が太陽光発電世界3位につけ、風力、火力で穴埋めしてもCO₂が増えるだけ。ドイツが原発稼働を6基にとどめEUで一番割高な電気代に悲鳴をあげ始めた。日本もこの儘では破綻するという。そこで、2005年200円からテンバガーを演じた■■■■■(****)が出番待ち。前週末2471円で引けた。シコリがなく玉争奪戦も予想される。
 日経平均先物によると。14日大証ミニ2万8280円(+0.86%)に対しラージ同、シカゴ円建て8295円。現物より約200円高い。ダウ先物3万4352ドル(+1.22%)。同約30ドル安い。VIX恐怖指数18.81(-1.86%)、WTI原油先物65.51(+2.65%)。金先物1843(+1.09%)、ビットコイン円5,287,571(-3.31%)。100年周期の一服で問題ない。乱高下がつきものだ。
 14日の日経平均636円高。大引け2万8084円。TOPIX1883(+34)。東証一部の出来高12億6600万株、売買代金2兆8800億円。値上がり1790(値下がり347)。10年債0.080%(-0.010)。米10年債1.628%(-0.029)。上海総合が3490(+1.77%)で引けた。マザーズ指数の引け1084.54(+1.80%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。今夏、エネルギー基本計画が新たな材料だ。(了凡)