100年周期一服後 中長期次世代の第1歩を踏み出す (2021.05.06)
前週末反落。日経平均中陰線の引け。ポジション調整に明け暮れた。週・月末と重なりGW明けを見越したもので、75日移動平均線2万9237円のほか5日線2万9001円も下回り、100年周期の一服。4~5月調整の雲行きと述べた。4月30日以降米主要3指数にも明らかで、国内外変異ウイルス拡大と経済正常化期待が綱引き。乱高下に包まれる中で決算発表が新たな手掛かり。12日、■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)同時発表に思惑もうかがえる。3日米ISM(サプライマネジメント協会)によると、4月の米製造業景況感指数60.7(3月64.7)。IHSマークイットも、4月世界の製造業購買担当者景気指数55.8と11年ぶり高水準。さらに、米主要500社の2021年1~3月期予想増益率が46%に上昇という。米国のワクチン接種が進み、NYやニュージャージ、コネティカット州で5月19日から商業施設や集会人数の上限撤廃。フロリダ州のコロナ関連規制廃止も期待が高まった。一方、FRBが米国債イールドの上昇阻止に苦慮。従来2024年まで政策金利ゼロ近辺維持を表明。にも拘らず、ユーロドル先物の動きから2023年の早い時期に利上げ。その後24年3月まで少くても2回利上げとの観測が流れブレーキ。3日収録された米財務長官の発言にも、政府支出拡大により成長加速が見込まれ金利上昇を容認する旨伝えられて株安に拍車。4日ダウ19ドル高(一時348ドル安)、ナスダック261ポイント安に跳ね返った。しかし、アルケゴス関連損失がクレディ・スイス5900億円、■■■■(****)3100億円、米モルガン1000億円、UBS930億円など収拾の運びで不幸中の幸い。米ファイザーのワクチン売上高が2兆8000億円(予想の1.7倍)といわれ、強欲や副作用、マッチポンプ説も根強いだけに、外資にとって売りたい強気が本音のようだ。日本の場合、5月11日まで4都府県緊急事態宣言。4月末までワクチン接種した医療従事者2割と聞いて比較にならない。異常・緊急事態宣言に強制力がなく専ら自粛による規制で民主的だが、主要メディアの大本営発表が1年以上続き何も解決しない。本来、民間が経済を回し国や自治体は医療に全力を挙げるのが筋。英米がワクチン投与により大幅に改善したというが、依然日本の罹患率や死者数などざっと25分の1。それでも度重なる同宣言に仕事を奪われ、収入や健康を失う例に絶句する。財政再建が困難で将来インフレ懸念もついて回るが、100年周期一服後に集団免疫を獲得すると黄金の20年代。AIや5G、DXに全固体電池など第4次産業革命と連動し、中長期次世代の第1歩を踏み出す夢もある。何が起きようと無事乗り切ることだ。
日経平均先物によると、4月30日大証ミニ2万8860円(-0.09%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より約50円高い。ダウ先物3万4105ドル(+0.25%)。同約30ドル安い程度。VIX恐怖指数18.82(+2.79%)、WTI原油先物66.35(+1.00%)。金先物1776(+0.03%)、ビットコイン円6,026,927(+3.45%)。底堅い動きだ。以前述べた北米素数ゼミの発生。2004年、東海岸で50億匹数え21年17年ゼミ到来。ホワイトハウスが喧騒に包まれる。1987年、東芝ココム事件が起きた。今年、■■■■(****)と■■■■■■■(****)が気になる。
4月30日の日経平均241円安。大引け2万8812円。TOPIX1898(-10)。東証一部の出来高13億5000万株、売買代金3兆1100億円。値上がり928(値下がり1146)。10年債0.090%変わらず。米10年債1.607%(+0.017)。上海総合が3446(-0.81%)で引けた。マザーズ指数の引け1201.77(-0.79%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。量子や暗号関連も新たなターゲットになった。(了凡)