証券ビュー

アンコール伊勢町

新月満月きっかけ待ち 4~5月調整なら10~11月安後退 (2021.04.20)

 週明けまちまち。日経平均十字足の引け。5日移動平均線2万9676円を8円上回った。三角もち合いが煮詰まる一方、膠着状態から抜け出す気配もなく、きっかけ待ち。国内のコロナ感染拡大が収まらず時間外で米株先物安。首相が米国から帰国し、ファイザーのワクチンを全対象者分「9月末までに供給」というが反応なし。オックスフォード大研究者らのデータベースによると、6日現在シンガポールの接種数100人当たり28.5人。中国10.1人に対し日本人1.0人。市場でも別人扱いだ。19日、関係分の■■■■■■■■■■■■(****)が値上がり上位に顔を出し、復旧応援1.4万人や出荷回復、5月中火災前水準など好感したものでわかり易い。半導体といえば台湾が断トツ。ウェハーの世界シェア65%で受託製造会社TSMCの独壇上。にも拘らず、半世紀ぶりの干ばつで大量の水を必要とし半分以上台風依存という。台風2号が猛烈な勢力で北上し週末接近する見込みで好し悪しだ。最新レポートによると、TSMCが2019年に3つの工業団地で使った水1日当たり15万6000トン。■■■■■■■■■■■■(****)も似たようなもので、行き過ぎると天災がブレーキをかける。52年ぶり日米共同声明で「台湾有事」が盛り込まれ、中国の不良債権問題も深刻だけに、上下いずれに放れるかきっかけ待ち。新月満月に呼吸を合わせるところだ。ワクチンや決算発表を材料に空振りすると、シコリをほぐすのに時間がかかり藪蛇。むしろ、4~5月調整なら10~11月安が後退し、■■■■(****)の反転につながる。ウォールストリート・ジャーナルによると、エコノミスト対象の調査で米国のGDPが2021年6.4%増加する見通し。コロナ前の水準(19年第4四半期)を4%上回るという。一方、フィナンシャル・タイムズによると、21年第1四半期世界の余剰貯蓄5.4兆ドル(約583兆円)。世界のGDPの6%以上。各国が集団免疫に近づき経済再開となれば、待機需要開放と余剰貯蓄相まって消費支出を大きく押し上げるという。消費者が余剰貯蓄を3分の1支出すると世界のGDPが21、22年2%以上増加する見通し。米国ではバイデン氏の1.9兆ドル対策前に余剰貯蓄2兆ドル余り。労働力の伸びが経済成長に追いつかないという。圧倒的な強気に気遅れした。
 日経平均先物によると、19日大証ミニ2万9650円(-0.13%)に対しラージ同、シカゴ円建て9625円。現物より約60円安い。ダウ先物3万4004ドル(-0.23%)。同約200ドル安い。VIX恐怖指数17.11(+3.26%)、WTI原油先物63.12(-0.13%)。金先物1788(+0.49%)、ビットコイン円6,106,711(-1.33%)。仮想通貨が異彩を放っている。日銀も5日から実証テストフェールⅠを開始。前日述べた1000万円説が根強い。16日、新疆ウィグル自治区で起きた停電が混乱の原因という。
 19日の日経平均2円高。大引け2万9685円。TOPIX1956 (-4)。東証一部の出来高9億1800万株、売買代金2兆0600億円。値上がり1000(値下がり1094)。10年債0.080%(-0.005)。米10年債1.559%(-0.025)。上海総合が3477(+1.49%)で引けた。マザーズ指数の引け1257.16(+0.53%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)は値固め。28日新株予約権割当から新局面。きっかけ待ちだ。(了凡)