仮想通貨が渡り鳥に 米アニマルスピリット回復追い風 (2021.04.19)
前週末まちまち。日経平均小陰線の引け。5日移動平均線2万9647円を上回った。15日ダウ305ドル高を受けたもので、16日続伸し164ドル高。連日過去最高値を更新し日本株に出遅れ感。日経平均をダウで割ったND倍率0.87(2月0.96)という。13日米CPI(消費者物価指数)発表や主要企業の1~3月期決算発表、16日の日米首脳会談を通じて米経済の改善に「アニマルスピリット」(合理的な動機)回復の模様。4月のダウ平均が15年連続上昇し、平均3%高のデータも後押し。週明け■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など追い風とみられる。CPIでナスダックが精気を取り戻し、日米首脳会談でも中国に対し日米同盟を好感。中国が日本最大の輸出先で米国をしのぐだけに気が気でない。バンカメの調査によると、現在米国がバブル状態と回答した割合僅か7%。首相はバイデン氏に「五輪開催の支持を得た」と乗り気だ。2月から三角もち合いに入り4、5月上下に放れる場面。12日新月買い、27日満月売りで臨むところだ。 日経平均先物によると、16日大証ミニ2万9795円(+0.22%)に対しラージ9800円、シカゴ円建て同。現物より約120円高い。ダウ先物3万4051ドル(+0.38%)。同約150ドル安い。VIX恐怖指数16.25(-1.93%)、WTI原油先物63.08(-0.60%)。金先物1776(+0.57%)、ビットコイン円6,765,001(+0.94%)。14日コインベース上場後もビットコインの値保ちが目立つ。
受け売りだが、仮想通貨自体、管理者こそいないものの不特定多数で管理。誰もメンバーの全貌を知らないしリーダーもいない。渡り鳥の群れみたいなもの。一羽いちわ身の回りしかわからなくても全体が一つの生きものとなり、一定の秩序で空を舞い長距離を移動する。局所最適化が大局最適化を実現する分散システム。渡り鳥が神の設計といわれ、同システムが自動運転にも応用されている。本土より沖縄の受けがよく、現地で戦後の占領期延べ27年で7回法定通貨が変わり、国から独立した存在が身をもって理解された。16日述べたデジタル人民元の方が遥かに脅威。中国政府が生殺与奪のアカウント(決済プラットフォーム)を握り誰も止められない。中国の言動を否定するとアカウント停止。中央政府がエンターキー一つで全額没収できるためだ。フェイスブックのリブラが信用できないならビットコインでよし。BIS(国際決済銀行)も腰を上げた。追って、暗号資産融資のスタートアップ企業ブロックファイと同取引業者クラーケン米2社も上場予定。ビットコイン1000万円説が視野に入った。関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)も倍返し。渡り鳥になればテンバガー。2021年以降、法定通貨から準備通貨に移行する見通し。コロナ後、弾みがつきそうだ。渡り鳥が神の設計なら人間も大局最適化を迫られた。坂井豊貴慶大教授(45)が面白い。スミスの見えざる手を当てにしないで、見える手をつくるという。
16日の日経平均40円高。大引け2万9683円。TOPIX1960(+1)。東証一部の出来高9億0900万株、売買代金2兆0500億円。値上がり1021(値下がり1051)。10年債0.085%変わらず。米10年債1.587%(+0.028)。上海総合が3426(+0.81%)で引けた。マザーズ指数の引け1250.47(+1.82%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。仮想通貨が渡り鳥になった。(了凡)