証券ビュー

アンコール伊勢町

新たな材料持ち越し 法定通貨から準備通貨に衣替え (2021.04.16)

 小反発。日経平均小陽線の引け。小動きにとどまった。14日ダウ53ドル高(一時234ドル高)に対し、15日時間外取引で米株先物が堅調。買い一巡後見送られた。14日鳴り物入りでナスダックに上場したコインベースがシコリをつくり、JPモルガンやゴールドマンの1~3月期最高益発表織り込み済み。16日の日米首脳会談まで新たな材料を持ち越した。世界のコロナ感染1日70万人(日本15日4574人)も逆風。消化難の材料に囲まれ、市場の関心が決算発表に移っている。旧聞だが、4月8日第2四半期を発表した■■■■■■■■■■(****)然り。「新疆綿」を使用中止なら中国から嫌がらせを受けるという。■■(****)の上値が重くなる一方、■■■■■■■■■■■■(****)や■■■■(****)の戻りも緩慢で方向感が後退した。5日移動平均線2万9664円を上値に25日線2万9543円が下値をキープ。膠着状態脱出を計りかねている場面。12日新月買い、27日満月売りで進むところだ。15日伝えられたのが中国デジタル人民元の急速な進展。世界の準備通貨ドルの支配的価値低下を加速する狙い。中央銀行のデジタル通貨開発で最先端という。中国のGDPが2019年時点で世界の16%を占めながら、準備通貨で人民元の占めるシェア2%強(昨年第2四半期)にとどまり「是正」に動いている模様。デジタル人民元が中国政府の監督下に置かれるため、ビットコインのようなブロックチェーンに基く分散的な仮想通貨にとって匿名性が排除される。詐欺・犯罪防止や国際取引迅速化、コスト改善、個人向け給付金の直接提供などメリット。昨年4月から4都市でパイロット・プログラム開始。今年北京、上海を含む主要都市でもテストが始まる予定だ。ブルームバーグによると、コインベースの次に暗号資産融資のスタートアップ企業ブロックファイ。同取引業者クラーケン米2社が上場を検討している。リーマン危機で懲りたはずの緩和マネーが際限なく伸び切って法定通貨から準備通貨に衣替え。14日、コインベースの時価総額が一時希薄化を加味して10兆円を突破。NY証券取引所を傘下に持つ米インターコンチネンタル取引所や香港取引所を上回り、■■■■■■(****)の5倍といわれ息を呑んだ。コインベースに同2社が続くと米中金融戦争クライマックス。国内で■■■■■■(****)を除き選手がいないだけに任せている。
 日経平均先物によると、15日大証ミニ2万9685円(+0.22%)に対しラージ9690円、シカゴ円建て9720円。現物より約70円高い。ダウ先物3万3773ドル。同約40ドル高い。VIX恐怖指数16.85(+1.20%)、WTI原油先物62.99(-0.25%)。金先物1746(+0.60%)、ビットコイン円6,792,880(-1.16%)。調整が尾を引きそうだ。
 15日の日経平均21円高。大引け2万9642円。TOPIX1959(+6)。東証一部の出来高9億4100万株、売買代金2兆0200億円。値上がり1259(値下がり845)。10年債0.085%変わらず。米10年債1.614%(-0.015)。上海総合が3398(-0.52%)で引けた。マザーズ指数の引け1228.14(-0.57%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。このうち、■■■■■■■(****)高値引け。間際に30万株さばけ外資介入も伝えられた。ファイナンス成功が見込まれる。(了凡)