週明け確り上値を試す 今秋からマネー大乱の噂伝えられる (2021.04.05)
前週末続伸。日経平均中陽線の引け。悲観の裏をかく動きだ。5日移動平均線2万9447円が下から25日線2万9339円を突き抜けゴールデンクロス。上値を試すとみられる。2日、NY休場(グッドフライデー)。3月の米雇用統計が発表され、非農業部門の就業者数前月比91万6000人増。市場予想66万人に対し大幅な伸びで昨年8月以来7ヵ月ぶり。失業率も一時戦後最悪の14.7%から6.0%と前月比0.2%改善。VIX恐怖指数が17.33(-10.67%)に後退した。前日ダウ171ドル高を受けたもので、米10年債1.6~1.7%がS&P500 の予想配当利回り1.4%を上回り「理詰め」の展開。ISM製造業景況感指数64.7も市場予想61.3%をしのぎ37年振り高水準。バイデン政権のインフラ投資に半導体生産支援が盛り込まれSOX指数最高値更新。エイプリルフールとも受け取れる。東京で半導体中心にグロースが買われ、年度末活気を取り戻したバリュー一服。コロナ感染再拡大や緊急事態再発令懸念もあり、東証一部の出来高10億0200万株、売買代金2兆2400億円にとどまった。■■■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)で日経平均を176円持ち上げている。
日経平均先物によると、2日大証ミニ2万9980円(+0.17%)に対しラージ同、シカゴ円建て3万0050円(+1.26%)。現物より約200円高い。ダウ先物3万3190ドル(+0.46%)。同約40ドル高い。WTI原油先物61.30(+3.62%)、金先物1730(+0.87%)、ビットコイン円6,562,900(+0.33%)。週明け確りだ。当面、3月29日満月売りに4月12日新月買い。■■■■■■■■■■■■(****)の反転と■■■■(****)の底入れが鍵を握る。下旬からGW前後決算発表でふるい。12年前リーマン危機翌年(民主党に政権交代)、24年前山一や拓銀など破綻、36年前もプラザ合意など波瀾万丈。今秋、マネー大乱の噂が伝えられる。バイデン氏が4月半ばに公表する長期経済プログラムまで幕間つなぎ。アルケゴス損失処理が明るみに出て流れが変わった。米金融当局の規制強化なしに前へ進めない。1月のゲームストップに次ぐもので、米国の景気急回復を背景にエマージング市場から資金流出も気懸かり。米金利上昇に伴いトルコ、ブラジル、ロシアなど利上げで追随。対象81ヵ国の経常赤字が2013年の約6割にとどまり4~5月よし。10~11月厄介と述べた。この上、グロースが買われ米10年債2%になれば限界。大手資本も小口投資家の逆襲に持ち堪えられない。「21世紀型大恐慌」の前触れと考えられる。予想される株の暴落に債券も共倒れ。2050年カーボンニュートラルに向けてAIや5G、DX浸透に全固体電池投入で第4次産業革命。コロナ後、戦後の経済・金融システムが一変する見通し。春先に10年先の初動を形成したばかり。歴史の教訓と解決策が欠かせない。1929年の大恐慌がダウ暴落に始まり第2次大戦の口火。終戦を迎えた1945年、世界の金融・経済システムも様変わりになった。18世紀後半、英国の産業革命で人馬から石炭・石油に切り替わったのに等しい。AIや量子コンピュータの普及で浦島太郎が続出。4~5月緒戦になる。
2日の日経平均465円高。大引け2万9854円。TOPIX1971(+13)。値上がり1313(値下がり783)。10年債0.120%変わらず。米10年債1.715%(+0.038)。上海総合が3484(+0.53%)で引けた。マザーズ指数の引け1239.47(+0.74%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。週明け確り。上値を試すとみられる。(了凡)