証券ビュー

アンコール伊勢町

3日で駄目押し止め 日本が緊急避難の駆け込み寺に (2021.04.01)

 5日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。上値が重い。3月30日に米10年債が一時1.776%をつけ、米主要3指数下落からバイデン氏の対策第2弾、アルケゴス損失処理を巡り模様眺め。本尊筋の売りたい強気が垣間見える。米国のコロナ対策200兆円のほか、矢継ぎ早に300兆円こなすのに無理がある。3月16~17日のFOMCでFRBが「2023年末までFF金利引き上げなし」と発表。事実上バブルを容認し戦後最大の国債消化が大義名分。ゼロ金利継続をやむなくされた。この儘いくと、FRBが株をはじめ国債、金利のコントロールも困難をきわめ、自体のバランスシート悪化によりドルの信用も失いかねない。そこへ、アルケゴス・キャピタルの追証が担保処分、レバレッジリスクの巻き戻しをもたらし■■■■(****)とクレディ・スイスが音を上げた。1月26、27日ゲームストップを同様の手口で大手ヘッジファンドにKOを見舞ったロビンフッド事件に次ぐもの。昨年コロナ感染拡大からロックダウン続出。ヘッジファンドの換金売りに市場が動揺し、米金融当局が市場安定措置に追い込まれた旨述べた。今回で3振バッターアウト。4~5月収まっても10~11月ぶり返す見通し。1年前本格化したコロナ以降、GAFAMはじめナスダックが急騰し担保が伸び切っている分逆回転も考えられる。おのずと割安なバリュー株が受け皿になりそうだ。■■■■■■(****)と■■■(****)をバッテリーに10年後の初動形成。日経平均が30年ぶり3万円を回復し日本が緊急避難の「駆け込み寺」とみられる。世界に出遅れたデジタル化やカーボンニュートラルをアドバルーンに、SDGs(持続可能な開発目標)とESG(環境・社会・企業統治)が符丁になった。水素と全固体電池を足場にオールドジャパンの復活が始まる 。AIに5G、DXの浸透もあり4~6月期第一歩。通年で弾みがつくとみられる。柄にもなく■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など肩入れしTOPIXシフト。暴落懸念を振り払い送り出した。米国の場合、5~10年かけた値上がり益を3~4日で失うのが暴落の経験則。1929年の大恐慌4日、2008年リーマン危機も3日で駄目押し、止めを刺された。今回、株に続き債券の暴落が予想され、21世紀型大恐慌といわれる。株の損失を債券で取り戻せないためだ。4~5月締まらないと10~11月厄介なことになる。
 日経平均先物によると、3月31日大証ミニ2万9225円(+0.05%)に対しラージ9230円、シカゴ円建て9235円と小動き。現物より約60円高い。ダウ先物3万2899ドル(-0.08%)。同約170ドル安い。VIX恐怖指数19.82%(-4.44%)、WTI原油先物60.40(-0.25%)。金先物1685(-0.03%)、ビットコイン円6,421,760(-0.91%)。曲りなりに小康を保っている。今がバブルか否か誰にもわからない。一体全体、売りたい強気と買いたい弱気で相場にならない。
 3月31日の日経平均253円安。大引け2万9178円。TOPIX1954(-23)。東証一部の出来高13億2500万株、売買代金2兆9000億円。値上がり491(値下がり1650)。野村HDとルネサス(6723)の反転が鍵を握っている。10年債0.120%(+0.035)。米10年債1.723%変わらず。上海総合が3441(-0.43%)で引けた。マザーズ指数の引け1263.28(+1.94%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)も出番がやってくる。(了凡)