新年度株安の道理なし カーボンニュートラルに向け動き出す (2021.03.30)
週明け続伸。日経平均小陰線の引け。後場中頃伸び悩んだ。前週末米主要3指数上昇を受け、年度末配当権利つき最終日。30日の落ち分約180円とみられ、事実上半値戻し2万9300円止まり。米株先物安に気迷いがうかがえる。ゴールドマンのブロック取引(大口クロス)を発端に■■■■(****)が2200億円規模の損失発生と伝えられ117円安。日経平均の足を引っ張った。29日満月で変化日だけに図星。同社の第3四半期連結純資産2兆8533億円。今期同規模損失を計上しても2000億円程度純利益が見込まれ問題ない。むしろ、ガス抜きと受け取られポジティブな場味。4月12日新月で買いに分がある。下振れした5日移動平均線2万8938円が上向き、25日線2万9384円も横ばいで売り一巡という。春分と年度末を通じて10年先の初動形成。4月にも倍返し3万2000円が見込まれる。四半期末債券とリバランスを加味しても株の需給がいいためで、夏場にかけて世界中ワクチン接種が広がり経済再開に追い風。五輪の聖火リレーが後半に差し掛かる頃国内経済のもたつきも改善。いざとなれば、前年度予備費5兆円に第3次補正延べ15兆円投入も考えられ景気好転。都議選や自民党総裁選に総選挙を控え株安になるはずがない。米国のGDPが2021年6.5%から7%に上方修正され、日本が低迷するよしもない。「エコノミスト」さえ3万9000円説を流し始めた。日本は米国のように金融がつくり出すGDPと一線を画し、実体経済と連動するオールジャパン復活がベース。■■■■■■(****)と■■■(****)が資本提携し、業界や国境を超えた次世代の設計が動き出した。AIや5G、DXを取り込みデジタル化。水素、全固体電池によるカーボンニュートラルに舵を切った。■■■■■■(****)が2015年の上場来高値8783円を突破すると次の幕が上がる。29日8512円まであり指呼の間につけた。GW前後1万円大台乗せが予想され、関連銘柄中心に嵩上げも時間の問題。バブル崩壊どころか買いパニック。日本のバブル崩壊が株や不動産に限らず、日銀の総量規制によって全業種底が抜けた分反動も大きい。日経平均が30年ぶり3万円を回復し4、5万円をつけても、大半の会社がアナログの儘。2050年カーボンニュートラルに収束する見通し。今年後半明るい。前半が決め手。四半期末のリバランス取引が落とし穴とみられる。
日経平均先物によると、29日大証ミニ2万9280円(+0.69%)に対しラージ同、シカゴ円建て9255円。現物より約130円安い。ダウ先物3万2830ドル(-0.38%)。同約240ドル安い。VIX恐怖指数20.07(+1.31%)、WTI原油先物61.42(+0.72%)。金先物1728(-0.23%)、ビットコイン円6,331,304(+3.32%)。想定の範囲内だ。米10年債2%接近がレッドラインという。スエズ座礁船の作業が難航しているものの、驚くほど現実的で胸を撫で下ろした。
29日の日経平均207円高。大引け2万9384円。TOPIX1993(+9)。東証一部の出来高18億2600万株、売買代金3兆7100億円。値上がり1225(値下がり900)。10年債0.065%(-0.010)。米10年債1.656%(-0.022)。上海総合が3435(+0.50%)で引けた。マザーズ指数の引け1177.19(-1.78%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。新年度、株安の道理なしだ。(了凡)