金融に埋没する米国 四半期末のリバランス大規模に (2021.03.29)
前週末続伸。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万8896円を上回った。決算対策売りが一巡し新年度に向けてポジション調整買い。全33業種高い。週明け配当権利取りを見越したもので、配当再投資7~8000億円も手掛かり。26日ダウ453ドル高(25日199ドル高)が後押し。17日以来最高値更新だけに、4~6月期米ワクチン普及加速や経済正常化期待に伴うイントロ。半値戻し2万9300円、倍返し3万2000円が上値の目安と述べた。NYで娯楽産業を口火に経済再開、雇用回復の掛け声頻り。25日、バンカメが2021年米経済成長率を6.5%から7%に上方修正。失業率も年末4.5%に下がるという。コロナ感染再拡大と増税懸念がついて回り、週明け以降300兆円超の第2弾発表を巡り両にらみ。26日、VIX恐怖指数が18.86(-4.80%)に下がり予断を許さない。増税に共和党の反対が根強い上、ゴールドマンの試算によると、2022年S&P500種の1株利益が9%落ち込む見通し。にもまして、米保守系政策集団による「投資」の中身がポイント。米国が「非資本主義」になり果てたという。実体経済が金融セクターに飲み込まれ、投資不足や過熱する金融市場に生産性と賃金の上昇が抑制され、国際競争力低下と富の格差拡大につながった。過去50年米上場企業の財務諸表を分析した結果、成長のため事業の健全性維持に再投資されていない。保有資産を別の資産に入れ替え非投資活動に終始している。例えば、インテル。自社株買いの有無によらず、株を売った人がその資金でボーイングの株を買うかうかもしれず堂々巡り。最後米国債となり政府の年金原資に回る。お金の移動により巨額の富が積み上がっても、イノベーションなしで企業繁栄の土台も出来ない。1~3月期債券の大幅な下落と株価上昇を受け、3月末運用資金を株から債券にシフトしたが、今後四半期末のリバランスが大規模になる見込みだ。要するに、米国のGDPや景気がもっぱら金融によってもたらされ、リーマン危機以来ゼロサムゲームがリセットに追い込まれた。あらゆる米国の産業がAIや5G、DXに取り込まれ、GAFAMの餌食になって埋没するさまを警告している。英国の衰退と同根で、米国も3月20日春分を境に10年後の初動を形成。日本も似たような足取りだ。今となれば、■■■■■■(****)と■■■(****)をコアに水素、全固体電池による2050年カーボンニュートラルに向けたオールドジャパン復活が決め手。■■■■■■■■■■■■(****)火災で血がのぼった。■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)などTOPIXさえ渡りに船。配当落ち後もチャンスがやってくる。
日経平均先物によると、26日大証ミニ2万9445円(+1.19%)に対しラージ9440円、シカゴ円建て9450円。現物より約270円高い。ダウ先物3万2958ドル(+1.41%)。同約115ドル安い。WTI原油先物60.73(+3.71%)、金先物1731(+0.36%)、ビットコイン円5,925,628(-2.04%)。ポジション調整のさなかにある。自らアセンション(次元上昇)しないと4月以降最後の晩餐に間に合わない。
26日の日経平均446円高。大引け2万9176円。TOPIX1984(+28)。東証一部の出来高12億8200万株、売買代金2兆8000億円。値上がり1781(値下がり350)。10年債0.080%変わらず。米10年債1.678%(+0.052)。上海総合が3418(+1.63%)で引けた。マザーズ指数の引け1198.58(+2.99%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。金融に埋没する米国が痛ましい。(了凡)