戦わずして勝つ時代 パソコンOSに続き全固定型電池 (2021.02.18)
売り一巡後下げ渋り。日経平均下影陰線の引け。定石通りだ。16日ダウ最高値更新(64ドル高)を受けたもので、ハイテクが伸び悩む中、非鉄や商社、大手銀などバリュー確り。東証一部の値上がり1145(値下がり965)にも明らか。16日空けた窓上限3万0191円で下げ止まった。下限3万0092円を維持するともう一段上。窓埋めなら調整入りだ。26日、米下院民主党の追加経済対策(約200兆円)採決にかかっている。16日、米債券市場で一時10年債1.31%と1年ぶりに跳ねたほか、NY原油先物一時60ドル台。さらに、ビットコインも初の5万ドル台乗せ。世界でコロナワクチン接種が伝えられ、国内も始まった経緯からシクリカル(景気敏感)な動きという。面白いのがウォール街の一角。米モルガン・スタンレー曰く「大半好材料を織り込んだ」という。今年S&P500種の高値3900を掲げ、16日3932をつけ修正なし。ベアのモルガンがブルになると天井との触れ込みだ。ヘッジファンドに個人のリスクオンも過去最高。あらゆる投資家が前借りでレバレッジシフト。バンカメの調査(2月)で資産構成に占める現金比率が8年ぶり3.8%。多くの顧客が高値を警戒する一方、買い材料を探しているという。経済正常化期待とみられ、実際の米インフレ率変動と1~2年タイムラグがある模様で悩ましい。経済再開が見込まれる矢先に約200兆円財投追加。スタグフレーション(インフレと物価上昇が同時進行)を懸念する向きもある。27日満月で変化日だけに目を離せない。日経平均が30年前と同じ3万円でも、当時10年債7~8%でバブル崩壊後とあって比較にならない。今回、コロナ禍で日銀引き受けに伴う巨額財政に際限なし。公的債務を減らす上でインフレを起こし国民負担を軽くする政策が予想される。株高がパイプ役というわけだ。国や自治体が当てにならず、市場が最悪の事態で稼ぐ企業をリストアップしているのも事実。AIや5G、DX(デジタルトランスフォーメーション)に続き全固定型電池が救世主と述べた。前者が1989年スーパー301条で米国に乗っ取られたトロン(パソコンOS)の坂村健教授(69)によるもので、後者も■■■■■■(****)が一連の特許を取得し日本勢が国際標準を目指す。坂村教授が特許を無料公開し後手に回ったのを改めた。紹介した■■■■■■(****)や■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など全固定型電池開発に一丸。欧米や中国の圧力をしのげば、中長期日経平均4、5万円視野に入る。26日のほか、春分にかけて初動をものにする場面。コロナ後、日本のクライマックスが見える。日経平均先物によると、17日大証ミニ3万0360円(-0.13%)に対しラージ同、シカゴ円建て0355円と現物より約70円高い。ダウ先物3万1440ドル(-0.06%)。同約90ドル安い。VIX恐怖指数21.64(+8.36%)、WTI原油先物60.62(+0.95%)。金先物1787(-0.65%)、ビットコイン円5,451,067(+4.60%)。引け後、クロスキャット(2307)が組織変更と人事異動を発表。昨年新設したDX事業部に続き4月から公共ビジネス事業部2本立て。デジタル庁発足に備える。
17日の日経平均175円安。大引け3万0292円。TOPIX1961(-3)。東証一部の出来高13億7100万株、売買代金2兆7600億円。10年債0.095%(+0.020)。米10年債1.287%(-0.007)。上海総合休場。マザーズ指数の引け1294.49(-1.99%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。戦わずして勝つ時代という。(了凡)