総論より各論の時代 2021年もドル安腐っても鯛 (2020.12.25)
続伸。日経平均上影陽線の引け。個別物色にとどまった。外資がXマス休暇を控え薄商い。23日ダウ114ドル高、ナスダック36ポイント安を受けたもの。25日NY休場で後場膠着状態になった。一目均衡表の基準線2万6165円が横ばい。24日都のコロナ感染者過去最多(888人)と伝えられ持ち高調整。利食いも目立ち掉尾の一振そのものだ。上場来高値を更新した■■■(****)に■■■■■■■(****)、関係分の■■■■(****)や■■■■(****)など堅調。日本企業の稼ぐ力がほの見える。ロイターによると、2021年もドル安が続き米国や新興国市場、国際商品まで資産価格を押し上げるという。過去最低の金利や巨額の財政支出、リスク資産の需要拡大によるもので年初来ドル6%安。来年半ばまで尾を引く見通し。ドル10%安でS&P500種採用指数の利益が3%増といわれ、これまで加重平均ドル3%安で株価22%上昇との試算がある。新興市場にも追い風。ドル建て債務のコストが下がるためで、ドルが依然「安全資産の中で最も安全」という。腐っても鯛といわんばかり。いかにも本尊筋らしい。事実、英首相が年末までEU通商交渉延長を表明。24日合意に近づき結果発表という。懸念後退に程遠い。日経平均先物によると、24日大証ミニ2万6635円(-0.06%)に対しラージ6630円、シカゴ円建て同と頼りない。現物が30円前後割高だ。ダウ先物も3万0107ドル(+0.25%)と同18ドル割高。VIX恐怖指数22.54(-6.97%)、WTI原油先物47.88(-0.50%)。金先物1881(+0.17%)、ビットコイン円2,407,327(-0.33%)。気迷いに変わりない。中国共産党がアリババグループに対し独占的慣行の疑いで調査を始めたことも輪をかけた。コロナ後「一人勝ち」といわれる中で盲点をつくもの。野口悠紀雄氏(80)が、リープフロッグ(カエル跳び)でいきなりデジタル化と述べた。人口1000万人以上の武漢を即刻ロックアウト(都市封鎖)。僅か10日で病院を立ち上げ、人民の移動を強制的に制限するなど行き過ぎの反動とみられる。AIによるドローンの編隊飛行成功報道も気懸かり。空母攻撃が可能という。空母が極めて高価な兵器で国産化に遅れをとっていたが、ドローンにより問題を解決。米国が大きな危機意識を持っている。数年後、中国のAIが米国を抜くという予測もある。ある国がリープフロッグにより他国を追い抜くと、全て国民が例外なく高揚感に包まれる。日本の場合、日露戦争における日本海海戦が長い歴史上の頂点であり、戦後の高度成長を除くと長期下り坂。1980年代のIT革命で問題になった。ITにより「資本を必要としない資本主義」がもたらされ、政府が手助けするより新しいアイデアを生む環境が重要になった。AIとビッグデータの時代になり加速しているという。年明け予想される混乱に■■■■(****)の動きが注目される。官営八幡製鉄所が日清戦争の賠償金(2億テール)で稼働した経緯にもよる。
24日の日経平均143円高。大引け2万6668円。TOPIX1774(+9)。東証一部の出来高8億7800万株、売買代金1兆6100億円。値上がり1468(値下がり615)。10年債0.010%(+0.005)。米10年債0.946%(-0.007)。上海総合が3363(-0.57%)で引けた。マザーズ指数の引け1167.49(+1.28%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。総論より各論の時代だ。(了凡)