米大統領選越年の構え 日本に米中と渡り合える人材いない (2020.12.10)
4日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。5日移動平均線2万6678円を上回った。買い戻しによるもので、米主要3指数反発に2ヵ月ぶり機械受注17.1%増(10月)が手掛かり。さらに、米連邦最高裁が共和党のペンシルべニア州郵便投票無効の訴えを退け先物も確り。8日選挙人確定、14日投票で米大統領選大詰めを見越している。トランプ氏は14日バイデン氏過半数(270人)なら退任というが、選挙人投票前にテキサス州の司法長官(共和党)が提訴。8日、ジョージア・ミシガン・ペンシルベニア・ウィスコンシン4州を相手に立ち上がった。憲法や法令違反による不正投票で選挙の安全・公正さが損なわれ、4州の選挙人(62)を除外するよう要請し投票の延期も求めたという。トランプ氏と共和党の訴訟49件。1件勝訴のほか敗訴・取り下げに拘らず越年の構え。選挙人投票の後、議会が来年1月6日開票し結果が確定するまで法廷闘争が続く見込みだ。このため、新政権の立ち上げが遅れ、強行すると反動も大きい。同日、共和党指導部が大統領就任式両院合同委員会の非公式会合で、バイデン氏を次期大統領と認める決議を拒んだのが主因。異例のことで、連邦最高裁や各裁判所も米大統領選の判断に関わりたくない。不正の解明が困難な上、シコリが残るのも確実で、事実上1月20日以降白紙の見通し。米大統領選後、ワクチンと政策期待でお茶を濁してきたものの手詰まり。5日移動平均線を上回り、中長期25・75・200日線すべて上昇トレンドにありながら、年末年始死角になった。相場にこだわると、15日(火)新月買いに対し30日(水)満月売り。来年1月13日(水)新月買いがベース。人間社会の利害得失を天体の運行や干支のルールで制限される運びにある。2021年の運勢によると、バイデン氏(1942年11月20日生まれ)上昇運。トランプ氏(1946年6月14日生まれ)天中殺。運勢通りならバイデン氏だが、8日を口火に14日、来年1月6日になっても決着せず、同20日就任式まで揉めるとシコリの山。後遺症が尾を引く見通し。中国やロシアも黙っていない。戦争なしに成り立たない米国さえ「第3次大戦」を必要としている。いずれ米国でロッキード・マーチンやボーイング、国内でも重工(7011)に川重(7012)など動き出す。どちらが大統領になっても日本の国益が失われる。バイデン氏当選ならまるまる中国に売り渡し。トランプ氏逆転なら本気で中国とドンパチが始まるという。尖閣や台湾、南シナ海どころか沖縄や九州も戦場。米軍基地が矢面に立たされる。米中と渡り合える人材が永田町や霞が関にいないのが問題だ。
日経平均先物によると、9日大証ミニ2万6855円(-0.04%)に対しラージ6860円、シカゴ円建て6870円。現物より約50円高い。ダウ先物3万0250ドル(+0.27%)。同約80ドル高。VIX恐怖指数20.55(-3.52%)、WTI原油先物45.66(+0.13%)。金先物1857(-0.95%)、ビットコイン円1,908,671(-0.11%)。小動きだ。
9日の日経平均350円高。大引け2万6817円。TOPIX1779(+20)。東証一部の出来高10億9600万株、売買代金2兆3300億円。値上がり1457(値下がり625)。10年債0.015%変わらず。米10年債0.943%(+0.026)。上海総合が3371(-1.12%)で引けた。マザーズ指数の引け1170.43(-1.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。我に返る場面がやってくる。(了凡)