コロナを制するもの 核兵器や5G、緩和マネーより先決 (2020.11.05)
続伸。日経平均小陽線の引け。今年のクライマックスだ。3日ダウ554ドル高(2日423ドル高)を受けたもので、売り持ちポジションの解消が主因。5日移動平均線2万3343円に25日線2万3444円も上回った。5日線が一目均衡表の転換線2万3375円を抜き上昇トレンドとも受け取れる。米大統領選大詰めでトランプ氏がバイデン氏を猛追。天下分け目のフロリダ州で勝つと流れが変わった。昼休み買われた米株先物が売られ膠着状態。引け味が微妙だ。日経平均先物によると、4日大証ミニ2万3750円(+0.06%)に対しラージ同、シカゴ円建て3765円。ダウ先物2万7515ドル(+0.51%)も小動き。VIX恐怖指数34.04(-8.19%)、WTI原油先物38.66(+2.66%)。金先物1893(-0.88%)、ビットコイン円1,438,000(-1.81%)ともに峠を越した印象。米議会選も上院接戦、下院民主党優勢で下馬評通り。日本時間4日午前から米大統領選の開票が始まり、結果が出ても法廷闘争で長期化。混乱まで織り込んだ経緯がうかがえる。バイデン氏当選を見越した10年債が売られ、一時5ヵ月ぶり0.90%をつけたところがミソ。VIX恐怖指数高止まりが市場の本音に近い。4年前の「トラウマ」が物語るもので、かねてフロリダ州が鍵といわれ中西部で苦戦したトランプ氏が活路を見出した。同州は郵送など事前投票を投票日より前に開票し、全米で最も早く勝者が確定するという。4日、トランプ氏が米大統領選開票に伴い「我々は勝った」と述べ、票の集計を巡り「米最高裁に訴えを起こす」という。5日以降、4年前の混乱がくすぶるとみられ、来年1月就任式まで膠着状態に拍車がかかりそうだ。結局、ロックフェラー・キッシンジャー氏(97)路線が引き継がれ、習近平氏やプーチン氏と共存する旧体制の儘。それでもヒラリー氏やオバマ氏の代理人といわれるバイデン氏よりマシ。あと4年トランプ氏。ちゃぶ台返しに五輪中止通告。60年前ケネディ大統領に匹敵するポジション。トランプ氏2期後にドル底割れ説など根強い。キッシンジャー氏が消えると世界動乱に現実味。多極化の時代が始まるという。コロナ第2・3波が新たな関門。日本の累計感染者が10月29日10万人超になる一方、米国の1日当たり新規感染者約10万人。累計912万人。彼我の差が歴然としてきた。核兵器や5G、緩和マネーの多寡に拘らず第2・3波を乗り切った方が勝ち。半年足らずでわかる。来年の初動を伝えるのが■■■■■■■(****)だ。コロナ感染の波が高くなるとじり高。4日138円で引けた。出来高301万株。政府はワクチンの完成・普及の目安を来年前半というが、同社のコロナペプチドワクチン開発、連結子会社の同病原体検査受託開始が突破口。安全・安心第一といわれ、15日「日米がんサミット」でオーナー中村祐輔名誉教授講演(15:30)も新たな手掛かり。コロナ関連のダークホースだ。
4日の日経平均399円高。大引け2万3695円。TOPIX1627(+19)。東証一部の出来高13億0200万株、売買代金2兆5600億円。値上がり1524(値下がり573)。10年債0.030%(-0.010)。米10年債0.785%(-0.100).上海総合が3277(+0.19%)で引けた。マザーズ指数の引け1217.06(+5.33%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。コロナを制するのが先決だ。(了凡)