証券ビュー

アンコール伊勢町

この世の終わり始まる 調整長期化を念頭に生まれ変わる (2020.10.30)

 全面安。日経平均大陽線の引け。正念場を迎えた。起き抜けダウ943ドル安。米主要3指数が軒並み3%超急落し、VIX恐怖指数一時21%急騰。「この世の終わり」が始まったという。相対的に底堅い日本株さえ5日移動平均線2万3449円と25日線2万3455円を下回った上、一目均衡表の転換線2万3438円に基準線2万3338円も下回り調整長期化を示唆。11月3日米大統領選と16~17日IOC会長来日が関門になりそうだ。28日、仏大統領が30日から12月1日まで再び全土ロックダウン(学校除外)を発表。独首相も飲食・娯楽を閉鎖する意向で経済再開に打撃。独指数4%安、英仏同3%安に巻き込まれた。12日述べたかぶせ線が売りサイン。14日2日続けてカラカサを引き、買われ過ぎの反動を促す逆の力がうかがえる。27日マイクロソフトが予想を上回る7~9月期決算を発表し5%安。29日引け後GAFA4社も続き、好決算とみられるだけに年末年始の見通しが焦点。ダウが下放れ、12日S&P500の戻り高値3512から1割押し3180(28日3271)が次の目安だ。ブルームバーグによると、バブルは自分の重みで崩壊し例外がない。ハイテク株が巨大なバブルの渦中にあるという。互いに自業自得だ。日経平均先物によると、29日大証の引け2万3320円(-0.43%)に対し夜間取引3240円、シカゴ円建て3245円。ダウ先物2万6556ドル(+0.56%)。つかみどころがない。VIX恐怖指数38.82(+16.34%)、WTI原油先物35.77(-4.33%)。金先物1877(-0.11%)、ビットコイン円1,372,221(-1.18%)。緊急避難に見舞われた。昼休み中、日銀が金融政策の現状維持を発表し「予想通り」という。しかし、FRBやECBの政策が限界を超え、現行の金融システムがもたなくなっているのも事実。米ドル延命に時間を稼ぎ「グレート・リセット」に持ち込んでも何ひとつ解決しない。日銀が29日午後「経済・物価情勢の展望」を発表。2020年度の経済成長率を下方修正する一方、21年度上方修正し市場に安心感をもたらした。コロナが小康状態にあり消去法で見直された印象。このため、11月3日米大統領選と16~17日IOC会長来日が新たな試金石。裏目に出ても持ち堪えるところだ。波乱の29日、■■■■■■■(****)3円高が一例。233万株の売りをこなし高値引け。今冬受託が見込まれる唾液PCR検査を手掛かりにコロナ関連のダークホース。オーナーの中村祐輔氏(67)が今年ノーベル賞候補になり、同社のレベルが世界で認められたのが大きい。11月15日の「日米がんサミット」を控え、日本を代表する研究発表が思惑に包まれたまま。年内倍返し300円も考えられる。■■■■(****)も好押し目。世界中高齢化に拍車が掛かり、アルツハイマー病/認知症領域の市場拡大。中長期倍返しで収まらない。
 29日の日経平均86円安。大引け2万3331円。TOPIX1610(-1)。東証一部の出来高10億1200万株、売買代金2兆0900億円。値上がり747(値下がり1330)。10年債0.025%(+0.005)。米10年債0.779%(+0.008)。上海総合が3272(+0.11%)で引けた。マザーズ指数の引け1212.63(-0.16%)。値上がり率ラニングによると、関係分で■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。31日満月。この世の終わりが始まる。(了凡)