11月にかかってきた ちゃぶ台返しに東京五輪中止通告 (2020.10.29)
売り一巡後下げ渋り。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万3477円、25日線2万3446円も下回った。27日ダウ222ドル安を受けたもので、欧米コロナ感染再拡大、米追加対策早期成立困難、持ち高調整売りが主因。
ダウが9月29日以来1ヵ月ぶり安値をつけ、S&P500種も9割下げ全面安。26日急落後の自律反発がなく調整入りだ。国内感染が横ばいとはいえ油断できない。欧州主要都市でロックダウン検討、米国中西部の感染拡大が伝えられ、持ち直した中国の輸出も影響を受けるためだ。現在、1年前の武漢とそっくり。後日わかった中国共産党の内部資料によるもので、国内も第2・3波の備えが欠かせない。今年2~4月欧州から入国感染急拡大が口火といわれ、GoToキャンペーンが二の舞になりかねない。11月1日大阪都構想の住民投票というが、世界レベルの転機を迎えそれどころでない。何より、同3日米大統領選がトランプ氏のちゃぶ台返し。同16~17日IOCバッハ会長来日も東京五輪中止通告といわれ、事実なら流れが一変する。100年前スペイン風邪大流行をきっかけに第1次大戦が起きロシア革命をもたらした経緯に似ている。在来型のリーダーが現場にいる以上、次のステップを踏めないのも当然で10、11月潮目と述べた。目前に迫ったちゃぶ台返し、五輪中止の覚悟なしに来年世間を渡れない。28日、■■■■(****)がトヨタグループに従業員の出向を打診したのが一例。27、28日田中宇(さかい)氏の見解をお伝えした通りだ。3月に五輪開催1年延期(2021年7月23日から8月8日まで。パラリンピック同8月24日から9月5日まで)を表明し、メディアの報道を政府や大会関係者の公式コメントで封印してきた矢先、中止が決まると関係資産の処分売りが見込まれる。大口利害関係者が時間を稼ぎ売り抜けを狙ったといわれ、日本株も膠着状態でいられない。米大統領選を転機に世界中大荒れ。「ノアの方舟」に乗り込むという。家のような舟にノア一家と動物たちもいて大洪水が起き、地上のすべて飲み込まれるものの、150日後水が引き始めるという旧約聖書のくだり。当初から半年延びた来年のダボス会議「グレート・リセット」に当て嵌る。しかし、カネで解決しない。本尊筋がじゃぶじゃぶの緩和マネーを一人占めしたところで体制転覆に一役買うだけ。誰もついてこない。どんな人間であれ、ゼロからやり直し。生まれ変わるのが解という。
日経平均先物によると、28日大証の引け2万3420円(-0.30%)に対し夜間取引3280円、シカゴ円建て3270円。ダウ先物も2万6945ドル(-1.53%)と続落。見切りが出始めた。VIX恐怖指数36.29(+11.80%)でわかる。WTI原油先物38.08(-3.77%)、金先物1901(-0.56%)、ビットコイン円1,420,237円(-0.44%)にもいえる。八方塞がりになった。むしろ、■■■■■■■(****)に出番。今冬国内で大規模なPCR検査が不可欠。全国の国際線が飛来する空港でPCRや唾液を利用した抗原検査など完璧なウィルス対策が求められるためだ。11月15日に「日米がんサミット」(東京ビッグサイト)も控えている。
28日の日経平均67円安。大引け2万3418円。TOPIX1612(-4)。東証一部の出来高11億8300万株、売買代金2兆3500億円。値上がり634(値下がり1480)。10年債0.020%(-0.005)。米10年債0.750%(-0.021)。上海総合が3269(+0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け1214.55(-0.40%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。11月にかかってきた。(了凡)