証券ビュー

アンコール伊勢町

コロナの帰趨にかかる 下振れと上振れの対応が決め手 (2020.10.21)

 反落。日経平均小陰線の引け。上値が重い。19日米主要3指数下落によるもので、米国時間午後2時半、ワシントン・ポストの記者が「追加経済対策の合意及ばず」とツィートするや揃って急落。英仏、ベルギー、イタリアなどコロナ感染再拡大に伴う規制強化も伝えられた。投機熱に煽られた8月の米株高と共通するもので、薄商いに拘わらずコールオプションに人気集中。9月早々高値波乱で持ち高整理を迫られたトラウマと同根。幸い事なきを得た。20日も米追加対策を巡る与野党協議が続く見込みで先物リバウンド。米大統領選が2週間後に迫る中、連日踊り場で綱引きをやむなくされた。日経平均先物によると、20日大証の引け2万3530円(-0.55%)に対し夜間取引3580円、シカゴ円建て3585円。ダウ先物2万8239ドル(+0.49%)と小反発。VIX恐怖指数28.51(+5.71%)、WTI原油先物41.03(-0.10%)。金先物1905(-0.14%)、ビットコイン円1,240,589(+0.24%)も追随している。売買代金7日連続2兆円割れ。5日移動平均線2万3556円を上回ったものの、9日の高値2万3725円及ばずボックス圏。手掛かり難で上値が重い。今回もトランプ氏圧勝。直後に米国の混乱が始まるといわれ、第3次大戦なし米国再構築がキッシンジャー氏(97)のロックフェラーから受けた厳命。あと4年トランプ氏で米国の命運が決まる。日本の首相が米政府の意向もあり当初ベトナム、インドネシア外交に舵を切るやよし。米ドル延命あと4年も仮説。日本がコロナをこの儘うまく乗り切ると新バブル発生。コロナ後、相対的に景気回復期待が高まるためで、日経平均4万円説もくすぶっている。10年前から持論でもある。大もみのあと予想される下振れと上振れの対応が決め手。不景気の株高特有のもので、半年後コロナの帰趨が判明し、国や企業レベルでも雌雄が決まる見通し。16日述べたように、本尊筋の放ったコロナが人の命でなく経済遮断を狙ったもので、トランプ氏登場と「グレート・リセット」で二段構え。10、11月アタリを見て来年1月動きだすという。米中ともに日本を取り込むといわれ、緩和マネーの駆け込み寺。5GをはじめAIやIoTなどオーバースペック(過剰性能)だけに焦る必要なし。バブル崩壊にリーマン危機をこなし無事なら御の字。やがて、欧米や中国も借金で首が回らなくなる。トランプ氏2期後、おのずと世界恐慌の影響を受けるが、「万世一系」による免疫力旺盛。キッシンジャー氏が姿を消しても自前で動く。11月8日に決まった「立皇嗣(りっこうし)の礼」で何が起きるか興味深い。10月1日、東証の大規模なシステム障害に対し、富士通が故障装置のマニュアルと仕様に食い違いがあったと発表。金融庁が本格的な解明に乗り出した。ものみな真価を問われるところ。バブル崩壊30年を数え、日本の実力がわかるはずだ。
 20日の日経平均104円安。大引け2万3567円。TOPIX1625(-12)。東証一部の出来高9億2300万株、売買代金1兆7300億円。値上がり536(値下がり1593)。10年債0.020%変わらず。米10年債0.782%(-0.013)。上海総合が3328(+0.47%)で引けた。マザーズ指数の引け1325.31(+0.50%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。半年後、コロナの帰趨にかかっている。(了凡)