クライマックス近づく 日本のポジションよし来年の初動 (2020.10.20)
週明け反発。日経平均寄り坊主。5日移動平均線2万3563円を上回った。4日ぶりダウ反発を受けたもの。米大統領選前に追加経済対策の合意設定が伝えられ、ダウ先物高を好感している。一方、中国の7~9月期実質GDP4.9%増(4~6月期3.2%増)も伝えられ、市場の平均予想5.2%増を下回ったことから上海総合3312(-0.7%)の引け。後場、綱引きになった。上値期待がにじむ半面、東証一部の出来高8億6200万株、売買代金1兆6800億円の薄商い。他力本願が続いている。ロイターによると、GDP統計に出ない中国経済の疲弊が問題。鉱工業生産が政府主導で拡大し、与信の増加で不動産販売と建設ブームを支えている。非金融機関の負債比率上期20%上昇。GDPの266%に達した。1~9月の銀行融資2兆4000億ドルと最高。地方が干上がっている。大量の地方債発行に拘らず、8月時点で地方の財政支出前年比1.7%減。前年同期88%増という。債務でGDPを持ち上げている構図に変わりない。ブルームバーグによると、将来FRBをはじめ金融当局の緩和策が出口困難と粋な見出し。これに対し、ECBが奮っている。コロナ悪化でもまだ手段ありとルモンド紙の報道。選択肢が尽きたわけでなく、一段の措置が必要なら実施するという。本尊筋にとって、米大統領選と同財政出動を時間稼ぎにドル延命が不可欠。日本にちょっかいを出し、駆け込み寺で新バブルも考えられる。コロナ禍、健康第一か経済優先かもめている場合でない。集団免疫をつくり両立するのが筋。当面、5日線と25日線2万3419円の往来とみられる。
日経平均先物によると 19日大証の引け2万3660円(+1.07%)に対し夜間取引3650円、シカゴ円建て3665円。ダウ先物も2万8634ドル(+0.73%)と確り。強もち合いに変わった。VIX恐怖指数27.55(+2.15%)、WTI原油先物40.96(-0.39%)。金先物1914(+0.43%)、ビットコイン円1,208,599(-0.35%)。さざ波に等しい。今週、22日の米大統領選TV討論会が目玉。同日、米FDA(食品医薬品局)がTVやWEBを通じてコロナワクチン開発の現状を公開する運び。19日紹介した■■■■■■■(****)や■■■■(****)など跳ね返り切り返す公算が大きい。前週バイデン氏優勢、薬価引き下げで売られた分倍返し。本尊筋や当局がシラを切わけにいかない。週末、目をみはる展開になりそうだ。受け売りだが、南米ペルー沖の「ラニーニャ」。クリスマス前後海水温上昇に伴う「エルニーニョ」と逆で海水温低下による異常気象。ラニーニャ発生とコロナの因果関係がスペイン風邪や渡り鳥のウィルス伝播につながり小麦、大豆、トウモロコシなどシカゴで高い。関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など動意含みだ。
19日の日経平均260円高。大引け2万3671円。TOPIX1637(+20)。東証一部の値上がり1811(値下がり314)。10年債0.020%変わらず。米10年債0.771%(+0.024)。マザーズ指数の引け1318.68(+0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。今年のクライマックスが近づいた。日本のポジションよし。来年の初動を先取り。意外な展開が見込まれる。(了凡)