2日続けてカラカサ 買われ過ぎの反動を促す逆の力 (2020.10.14)
3日ぶり反発。日経平均小陰線の引け。2日続けて「カラカサ」を引いた。高値圏で売り転換のシグナル。9日「かぶせ線」が出て転機。17日(土)新月にかけてポジション調整が見込まれる。閑散な地合いで相場が乱高下する中、買われ過ぎの大規模な取引があると変動を促す逆の力が働くという。12日、NYで話題になったアップル。6%強急騰し史上最高値に迫った。出来高2億3000万株超、売買代金約3兆2000億円。1銘柄で東証一部を上回る。13日開くイベントが手掛かり。5G対応の新型iphoneを発表する模様。アマゾンも5%強急伸し、13日恒例の「プライムデー」が材料という。物足りず不安のようだ。9月まで米大統領選バイデン氏なら逆風といわれ、10月に入り共和党をしのぐ財政拡大を主張し追い風に変わった。VIX先物によると、11~12月の波乱リスクが下がっている。10月バイデン氏に向かった振り子が接戦州で無党派層を刺激。前回同様トランプ氏なら持ち高調整売り。オプション取引が拍車をかける。バークレイズによると、バイデン氏の増税により2017年トランプ氏の減税が半分失われ、株価を5%下げるという。ブル(強気)の渦巻く中で意見が割れているもの事実。「カラカサ」2つが物言いだ。日経平均先物によると、13日大証の引け2万3590円(+0.30%)に対し夜間取引3550円、シカゴ円建て3540円と神妙。ダウ先物2万8653ドル(-0.50%)に明らかだ。VIX恐怖指数25.62(+2.48%)、WTI原油先物39.79(+0.91%)。金先物1927(-0.10%)、ビットコイン円1,219,003(-0.44%)にもいえる。米国がコロナで中国に遅れをとり死亡率先進国で最悪。無理もない。英国が新たな制限措置を発表しイタリアやオランダも追随。中国でもここ数ヵ月で最大のクラスターが発生したという。22日、米FDA(米食品医薬品局)がTVやWEBを通じコロナワクチン開発の現状を公開する予定。米製薬大手がコロナ治験一時中断を発表し絞り込みが始まった。関係分のOTS(4564)もコロナ関連の一角。13日161円で引け615万株の出来高。9日から尻上がりだ。10月1日ペプチドワクチン開発着手を発表。いち早く特許出願(特願2020-164630)を完了し、感染制御と重症化抑制の取り組みが始まった。一部で「スーパーワクチン」という。22日のほか、11月15日「日米がんサミット」で新たな材料も考えられる。日経平均と逆相関。ノーベル賞人気に匹敵するポジションにつけた。12日決算発表した■■■■■(****)然り。小振りながら、■■■(****)とトヨタグループに認められたプラスチック成形・加工に見どころ。中国の生産拠点がリードしている。無借金経営で連結純資産38億円。時価総額18億円に過ぎない。コロナ後、さらに一皮むけるはずだ。
13日の日経平均43円高。大引け2万3601円。TOPIX1649(+5)。東証一部の出来高8億7000万株、売買代金1兆8400億円。値上がり1045(値下がり1028)。10年債0.025%変わらず。米10年0.758%(-0.018)。上海総合が3359(+0.04%)で引けた。マザーズ指数の引け1347.08(-0.31%)。確りだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。「カラカサ」が気になるところだ。14日取材のため、15日付本欄休載になります。(了凡)