証券ビュー

アンコール伊勢町

因縁場で並び赤小躍り 日本時間30日からマネー乱高下 (2020.09.30)

 続伸。日経平均小陽線の引け。29日の落ち分145円を即日埋めた。9月14日の戻り高値2万3582円を更新し、5日移動平均線2万3337円と25日線2万3270円も上向き。前日窓を空けた陽線にぴたりつけた「並び赤」となり酒田五法が小躍り。大相場型という。28日ダウ410ドル高を受けたもので、追加米経済対策合意期待と中国経済回復、欧州やアジア株高など手掛かり。米国時間29日に米大統領選第1回TV討論会で両候補スキャンダルを巡り叩き合い。世論調査でバイデン氏優位に対しトランプ氏巻き返し。投票日(11月3日)以降も決着つかず、来年1月20日就任式間際まで混乱の見通し。このため、日本時間30日からマネー乱高下。2万3000円台の因縁場で大相場といわれても、行き過ぎと反動でふるいがかかる見込み。売り方が買い戻しを迫られ、買い方も梯子を外される構図だ。日経が29日述べたように、FRBの弾切れ懸念からドル安・米株高に息切れ感。米実質金利の低下余地が乏しいためだ。引き続きマイナス圏とみられ、下限が気になる一方反転も考えにくい。日銀総裁が「任期(2023年4月)を全うする」と語り、米国の圧力もうかがえる。FRBの無制限緩和がコロナを対象としたものでなく、金融市場を支えるためとすれば、10~12月期か来年1~3月期第2・3波に見舞われ「2番底」。ガス抜きなしにドル暴落を避けられない。金融が実体経済と乖離し見直しを迫られた。米ドル延命説が現実的で9、10月甘くない。9月17日新月買い10月2日満月売り。10月17日(土)新月買い31日(土)満月売りを通じて来年の初動。肝腎なところだ。日経平均先物によると、29日大証の引け2万3520円(+0.99%)に対し夜間取引3460円、シカゴ円建て3450円と現物より80円前後安い。ダウ先物2万7453ドル(-0.11%)然り。VIX恐怖指数26.84(+1.74%)、WTI原油先物40.39(-0.52%)。金先物1891(+0.47%)、ビットコイン円1,123,360(+0.24%)に跳ね返っている。渦中の■■■■■■■(****)が小康を取り戻し、■■■■■■(****)も親会社が4兆円規模のTOBで忽ち収拾。取り巻きが走り回っている。あと数十年でがんをはじめあらゆる病気が治るといわれ、AGI(汎用人工知能)実用化に伴い多くの職場で雇用が失われる時代の過渡期。ブルームバーグがコロナ禍で見直された伊那食品工業(かんてんぱぱ)を紹介している。これまで60年余り、約500人全社員雇用が守られ低成長下の優等生。アップデートな取り組みが市場に評価され、給与や賞与も右肩上がりだ。比較にならないが、マキタ(6586)のコロナ禍も見上げたもの。4~6月期を底に7~9月期コロナ前。10~12月期ピーク更新も考えられる。ライバルの海外大手がロックダウンで1人勝ち。充電式のコードレス製品が続々プラットホームに登場しコロナ後楽しみだ。
 29日の日経平均27円高。大引け2万3539円。TOPIX1658(-3)。東証一部の出来高11億4000万株、売買代金2兆3500億円。値上がり949(値下がり1144)。10年債0.010%(-0.010)。米10年債0.653%(-0.005)。上海総合が3224(+0.21%)で引けた。マザーズ指数の引け1227.28(+3.38%)。陽線が屹立している。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。並び赤小躍りが見ものだ(了凡)