証券ビュー

アンコール伊勢町

コロナに救われた相場 終息すると本尊筋もリセットに (2020.09.25)

 続落。日経平均小陰線の引け。25日移動平均線2万3216円も下回った。23日米主要3指数反落を受けたもので、米株先物やアジア株など軒並み安。東証一部の値上がり419(値下がり1685)に過ぎない。日米ともに7~9月期決算発表を巡る10月中旬まで手掛かり難。ポジション調整が中心という。「フィンセン文書」露見によるマネーロンダリングと米国で成立の見通しが立たない追加経済対策が主因。欧州でコロナ感染再拡大とあって再び世界景気の落ち込みが懸念される。9月の米PMI(総合購買担当者景気指数)54.4(8月54.6)。同ユーロ圏50.1(同51.9)から10~12月期の回復に疑問が広がった。米国経済がコロナ前約80%の水準といわれ、8~9月コロナ前を追い越した主要3指数に割高感。割安なディープバリュー(古参企業)も限界が見えた。米系ファンドの多くが11月決算で戻り売り。9、10月甘くない。逆に、コロナで救われた面もある。3月の国債バブル崩壊に対し、FRBがコロナ対策を大義名分に無制限のQE(量的緩和)を表明。安値を叩いた売り方の買い戻しで半年持ち堪えた。4連休明け手詰まり。28日配当取り後、出がらしになりかねない。日経平均先物によると、24日大証の引け2万2920円(-1.16%)に対し夜間取引3010円、シカゴ円建て3000円。ダウ先物2万6723ドル(+0.14%)と戻りが鈍い。VIX恐怖指数28.67(+6.74%)、WTI原油先物39.92(-0.03%)。金先物1857(-0.56%)、ビットコイン円1,091,599(+1.08%)などぎこちない。コロナが終息するとバブルが崩壊するだけに、腫れ物にさわる場味。再び財政出動が伝えられても張子の虎。やむなくリセットが関の山だ。本尊筋も必死で来年ダボス会議が1月から半年延びたのも道理。コロナ後、マネー中心に彼らの既得権が消滅するためだ。10月5日、ノーベル賞発表が渡りに舟。24日、とっておきの■■■■■■■(****)が沈黙を破り動き出した。23日、クラリベイト・アナリティクス(米情報会社)がノーベル賞候補24人を発表。このうち日本人でヒトゲノム解読を足掛かりにがん治療を先駆した中村祐輔名誉教授(67)が最有力候補。世界約5000万にのぼる研究論文を分析した結果、引用件数が多く注目度が高い旨評価された。すでにクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を贈られ、10月5日発表されるノーベル賞の最右翼。11月15日午後1時、東京ビッグサイト会議棟7階で「日米がん撲滅サミット2020」も開かれる。同じノーベル賞候補の坂口志文氏(阪大免疫学フロンティア研究センター特任教授)と二つの画期的プロジェクトを推進している。事実上、中村氏をオーナーに20年。24日出番が到来した。前期末551万株名義書き換えを出した野村がリード。初動約1億株の商いで187円の引け。10月5日ノーベル賞発表、11月15日がんサミットにかけて大化けが見込まれる。
 24日の日経平均258円安。大引け2万3087円。TOPIX1626(-17)。東証一部の出来高12億4700万株、売買代金2兆2900億円。10年債0.005%変わらず。米10年債0.671%(-0.003)。上海総合が3223(-1.72%)で引けた。マザーズ指数の引け1190.30(-1.87%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。コロナ後、バブル崩壊。既得権が消滅し御一新。世界中改まる見通しだ。(了凡)