度胸試し始まる新政権 何が起きても見直される日本の金塊 (2020.09.23)
前週末反発。日経平均小陽線の引け。綱引き状態だ。17日ダウ130ドル安を受け1ドル104円台の円高。にも拘わらず、外資の分散投資や配当取り(28日権利つき最終)もあり差し引きプラス。18日ダウ244ドル安となり持ち高調整の売りが続いている。8月ハイテクに偏り過ぎた反動と米議会で追加経済対策が成立しないため、S&P500種が50日移動平均線を下回り機関投資家見送り。個人も煽りを受けたという。日経平均先物によると、18日大証の引け2万3220円(+0.52%)に対し夜間取引3090円、シカゴ円建て3085円。ダウ先物2万7605ドル(-0.77%)。依然現物が割高で先物安が目立つ。日経の報道によると、7月下旬本尊筋のCFR(米外交問題評議会)がドル覇権放棄に言及。ドル1強が経常赤字拡大、貿易競争力や雇用圧迫、収入格差に社会分断などもたらした。系列のゴールドマンも、基軸通貨ドルの寿命に深刻な懸念を表明。「グレート・リセット」の予告とみられる。日本がこれまで中国の米国債処分を買い支え、再び世界最大の債権国になった矢先、前政権を引き継ぐ新政権に向けて度胸試し。桁外れの緩和マネーが揺さぶりをかける。CSIS(米戦略国際問題研究所)絡みといわれ、4連休明け一時連続性が中断する見込み。米国時間の関係で24日午前中の公算もある。何が起きても前向きだ。彼ら自体日本を必要としており、緩和マネーが紙屑になる前名うての企業を傘下にしたい意向。仮説に過ぎないが、大手商社を口火に陣取り合戦。7月末30時間だった1ドル105円割れの仕切り線を上に抜け、円高が定着しただけに株安を見込んでいる。思惑通りなら28日配当取りが見ものだ。18日、5日移動平均線2万3433円を下回りながら、25日線2万3205円と75日線2万2769円右肩上がり。一目均衡表で「雲」も切り上がり中長期よし。裁定残によると、9月11日現在、売り1兆7441億円に対し買い3665億円。7月から殆ど変わっていない。予想される「2番底」にしても、世界中の緩和マネーが出番待ち。消去法で日本に寄ってくる。前政権の「桜を見る会」で懲りないジャパンライフが摘発され、新政権人事に違和感を持つ向きを逆撫でしたものの、コロナ関連対策100兆円や予備費10兆円など緩和マネーが徘徊しつかみどころなし。本尊筋を源流に「天皇の金塊」も一役買っているという。昨年10月「即位礼正殿の儀」に際し、ブルネイのボルキア国王が最右翼。旧日本軍が第2次大戦で欧州勢のせしめたアジア諸国の金塊を取り戻し隠したといわれる窓口。これを担保にマーシャルプランをはじめ戦後の復興が始まった。いざとなれば、国内より海外で「天皇の金塊」説が顔を出し、その都度日本が見直されるわけだ。米大統領選でトランプ氏が巻き返し、連銀(FRB)潰しと世界撤兵、覇権崩壊など「幕末」気分。2026年まで続く見通し。これから半年、コロナ第2・3波を踏まえ初動のクライマックス。自分だけでこなせない。いい仲間をつくり無事乗り切ることだ。
18日の日経平均40円高。大引け2万3360円。TOPIX1646(+8)。東証一部の出来高14億9900万株、売買代金2兆7100億円。値上がり1600(値下がり488)。10年債0.010%変わらず。米10年債0.698%(+0.006)。上海総合が3338(+2.07%)で引けた。マザーズ指数の引け1183.98(+0.51%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。新政権に度胸試しが始まる。(了凡)