売りたい強気が見もの 10日から17日持ち高調整のうねり (2020.09.07)
前週末反落。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万3239円を下回った。4日ダウ159ドル安(3日807ドル安)、7日米休場「レイバーデー」(労働者の日)を巡るもので従属変数。ハイテク売りをバリュー買いでしのいだ。4日発表された8月の米雇用統計8.4%(前月から1.8%改善)を手掛かりに11日メジャーSQ。17日新月にかけて第2幕が上がる。来年の初動に過ぎないが、8月に36年振りGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)やテスラなど担ぎダウ7.6%上昇の反動。S&Pも7%以上跳ね上がりコロナの損失を帳消しにした。直近1ヵ月、景気刺激策こそ物別れになったものの企業収益が予想以上に好調。コロナ感染も頭打ちという。しかし、収益好転がコストダウンとレイオフでもたらされ、コロナ第2、3波懸念もあり予断を許さない。3日、ナスダック100指数の下落率が一時6%に達し時価総額約77兆円蒸発。米個別オプションで個人の痛手がきっかけだ。売り方の踏みによるもので、2020年の弱気相場が終わったという。過去8月に市場が5%超上昇した1986年と2000年。9月にS&P8.5%、5.4%の落ち込み。米大統領選を控え10月最悪とも伝えられる。S&Pにこだわる と、4月以降35%超上昇したのが1938年以来。それも、GAFAMとテスラなどハイテクの一角のみ。2021年初2番底が予想され、米国経済の危機脱出が約半年遅れる見通し。ワシントンで財政の早々行き詰まりが主因という。日銀が16、17日の■■■■(****)がGMと提携に踏み切り基幹部品共通化を発表した矢先、■■■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■■(****)など買われ事業再編の動き。地銀が軒並み高いのも14日「菅首相」を見越し先取り。日本でも10日から17日にかけて持ち高調整のうねりが考えられる。企業の提携や地銀の事業再編もデフレ要因。ハイテク売りバリュー買いにも限界がある。日経平均先物によると、4日大証の引け2万3170円(-1.28%)に対し夜間取引3200円、シカゴ円建て同。ダウ先物2万8061ドル(-1.02%)と依然現物が割高。VIX恐怖指数30.75(-8.48%)、WTI原油先物39.50(-4.52%)。金先物1940(+0.34%)、ビットコイン円1,097,630(-1.68%)揃って9月踊り場入り。10月持ち堪えるためポジション調整を迫られた。25日線2万2911円が下値の目安。むしろ、17日新月買いが10月2日満月売りに呼応する。米国が独立変数で「負けるが勝ち」だ。事実、PCR検査に伴う米国のデータで誇張されたコロナの実体が明らかになりトランプ氏有利な情勢。米大統領選で決着がつかなくても連銀(FRB)潰し、世界撤兵、覇権崩壊が狙い。半面、中国を敵視すればするほど共産党独裁で団結するという。中国の金融が昔からバブル状態で崩壊を健全化して高度成長を実現し、今となれば全てコロナのせいで左前になっても政権の崩壊なし。日本でも崩壊願望が強過ぎる分、差し引き台頭する公算が大きいという。
4日の日経平均260円安。大引け2万3205円。TOPIX1616(-14)。東証一部の出来高10億7400万株、売買代金1兆8700億円。値上がり617(値下がり1457)。10年債0.035%(+0.005)。米10年債0.721%(+0.083)。上海総合が3355(-0.87%)で引けた。マザーズ指数の引け1139.90(-2.61%)。1144に尽きる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。本尊筋の売りたい強気が見ものだ。(了凡)