証券ビュー

アンコール伊勢町

錯覚から我に返る場面 隣人を助けるといい関係が広がる  (2020.08.17)

 前週末続伸。日経平均小陰線の引け。SQ値2万3350円を下回った。6月8日の戻り高値2万3178円を上回り、2月14日のSQ値2万3744円を抜けずじまい。中国洪水、梅雨明け、水が引いた後お手上げ。決算発表一巡、旧盆入り、週明け夏枯れを見越した岐路。負けるが勝ちと述べた。8月4日レバノン爆発、13日イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)国交正常化が伝えられ唐突な印象。米大統領選絡みとみられる。8月1日現在、前回トランプ氏当選で名を馳せた世論調査会社がイーブンか有利と発表。その後NY市場でナスダックを中心に株高シフトが目立ち。CLO(ローン担保証券)やSPAC(特別目的買収会社)、ロビンフッド活動などトランプ氏優勢を先取り。13日、バイデン氏の所得税最高税率39.6%に対しトランプ氏がキャピタルゲイン最高税率15%を打ち出し、14日ダウ34ドル高(13日80ドル安)がせいぜいだ。 14日、ドルが10年ぶり8週連続安となり、19日新月から9月2日満月まで気が置けない。お金だけで何も解決できず錯覚から我に返る場面。隣人を助けないと始まらない。日経平均先物によると、14日大証の引け2万3280円(+0.30%)に対し夜間取引3140円、シカゴ円建て3145円。ダウ先物2万7809ドル(-0.05%)と現物が割高。11日から外資の買い戻しが急増している。VIX恐怖指数22.05(-0.36%)、WTI原油先物42.23(-0.02%)。金先物1953(+0.19%)、ビットコイン円1,270,500(+1.19%)などドル安要因。17日NY連銀製造業指数(8月)、18日米住宅着工(7月)、20日フィラデルフィア連銀製造業指数(8月)のほか、17日国内GDP(4~6月期)発表が新たな手掛かりだ。ブルームバーグによると、国内3四半期連続マイナス成長。中央値が前期比7.6%減(年率27.0%減)と1955年以来最大の落ち込み。個人消費同7%減、設備投資同4.1%減。その後「7割経済」が続き、雇用調整助成金の特例や10万円給付など政策支援やコロナ第2、3波も考えられる。英国の4~6月期GDP年率59.8%減、米国も同32.9%減となり、感染者が拡大する中で7~9月期回復困難という。8月12日現在、国内のコロナ死者1060人。猛暑の2018年熱中症1581人、交通事故3000人、インフルエンザ年間推定死者1万人より少ない。しかし、南半球でブラジルの死者が急増した8月(日本の2月)と同様11月以降問題。人口100万人当たり1万人超のリスクがあるという。経済でも住宅や自動車、旅行など所得弾性値の高い業界が再び苦境に見舞われる。巣ごもりどころでない。半面、会議や出張、残業など経費削減効果も大きく伸びる会社もある。首相や行政をとやかくいうより、国民1人ひとり判断する機会を与えられた。中国の三峡ダム。14日に「長江上流第4号洪水」が宣言され、再度流入増が伝えられたものの、連続放水でしのぎ水位153m。ピークから10m下がり20m余裕というが、なお予断許さず今後大変という。
 14日の日経平均39円高。大引け2万3289円。TOPIX1623変わらず。東証一部の出来高10億5500万株、売買代金2兆0200億円。値上がり818(値下がり1276)。10年債0.045%(+0.015)。米10年債0.708%(-0.008)。上海総合が3360(+1.19%)で引けた。マザーズ指数の引け1049.90(+1.72%)。上放れた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。隣人を助けるといい関係が広がる。(了凡)