3日新甫の解がわかる リセットと巻き戻しボタンの戦い (2020.08.12)
3連休明け反発。日経平均中陽線の引け。5日移動平均線2万2517円、25日線2万2545円も上回った。10日ダウ357ドル高、1ドル106円台の円安、アジア株高など手掛かり。前日述べた200日線2万1978円を下回らず意外高。値上がり上位が不動産や鉄鋼、銀行、空運など買い戻しによるもので一巡した。決算発表が峠を越し旧盆入り。上海総合の引け3340(-1.15%)にこだわりが残る。例年8月中国共産党指導部と引退した長老が今後を話し合う北戴河会議なし。始まる前に重要な政治日程や目標など決定したという。事前に習近平氏退任説や吊し上げが伝えられ消化難。香港ハンセン指数の引け24,890(+2.11%)と共通項もある。コロナ禍、世界の時計の針が一気に20年進み、世の中のトレンドが変わるのも20年後でなく今という。じゃぶじゃぶの緩和マネーが偏在し極端な格差社会を正当化するNY市場。FRBがイールドカーブを実施し株高に成功したといわれるが、11日「錯覚が続く」との印象。満月新月から19日我に返る旨述べた。本尊筋が世界経済フォーラムを通じて来年1月ダボスに結集。「グレート・リセット」に踏み切るという。IMF専務理事がリセットボタンをかざし、巻き戻しボタンを狙う連中と戦いが本格化。梅雨より旧盆明け何が起きるか興味深い。お金さえあれば何でもできるわけでない。お金だけあっても何もできないのが現実。世界の大企業がこれまで自社・株主中心から社員・社会・地球中心に舵を切り始めた。金融界もSDG(持続可能な開発目標)やパリ協定(2020年以降温室効果ガス排出削減等のため新たな国際枠組み)にそぐわない企業向け投資を見送る方針。3月に続き8月ダボス会議を先取り。負けるが勝ちというわけだ。日経平均先物によると、11日大証の引け2万2720円(+1.70%)に対し夜間取引2900円、シカゴ円建て2910円。ダウ先物2万7952ドル(+0.99%)と現物をリード。VIX恐怖指数21.18(-4.64%)、WTI原油先物42.59(+1.55%)。金先物1994(-2.22%)、ビットコイン円1,251,941(-0.80%)。米国流「雇用なき株価回復」が先行している。10日、NYでエネルギーや銀行関連が相場を盛り上げ、S&P500種が2月最高値まで残り1%。達成すると材料出尽くしだ。ゴールドマンがコロナワクチン承認で経済再開が進む一方、FRBの緩和長期化のシナリオから、どちらに転んでも株高という。10日、WHO(世界保健機関)事務局長が「ワクチン10兆円必要」と述べ開発費支援を呼び掛けたが、ワクチン接種を拒否する動きも目立ち「八百長相場」が気になる。それに、■■■(****)。11日2734円(+6.01%)で引け持ち直しているが、来年の東京五輪を巡り収まらない。招致に政府や自民党、主要メディアを仕切り、米国のコロナ感染が終息しない限り米選手団の来日なし。NBC五輪放映中止も考えられる。スキャンダル絡みで悩ましい。
11日の日経平均420円高。大引け2万2750円。TOPIX1585(+39)。東証一部の出来高16億2700万株、売買代金2兆7400億円。値上がり1810(値下がり330)。10年債0.025%(+0.020)。米10年債0.603%(+0.020)。マザーズ指数の引け1030.31(-0.47%)。1144が目安だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。やがて3日新甫の解がわかる。(了凡)