金先物ドルに退場迫る ワシントンとウォール街が最後の砦 (2020.08.06)
3日ぶり反落。日経平均短陽線の引け。個別物色にとどまった。4日米主要3指数や5日上海総合が伸び悩み、6日■■■■■■(****)の決算発表待ち。リード役が見当たらない。4日満月売りに見合うものだ。8月の満月が革命をもたらし、エネルギーや国レベルであらゆる転換を促すという。コロナが企業の売り上げを止めただけにマネー然り。よもや、相場消滅も伝えられる。1年後、ニクソンショック(1971)50年。4日レバノン首都爆発を狼煙(のろし)に世界中リセット(最初からやり直す)が広がりそうだ。ワシントンとウォール街が最後の砦。50年前1オンス(31g)35ドルだったNY金が4日先物2021ドル。8日連続最高値を更新した。直近ドルの価値が当時の僅か1.7%に過ぎず退場を迫っている。ロイターによると、8月相場を警戒。米国債変動率が過去最低という。米国経済を支える数兆ドル規模の追加財政実施交渉が背景。5年債が連日過去最低を更新し10年債も0.51%まで低下。コロナ感染再拡大で米国が緊急事態宣言を発動した3月9日以来の水準になった。危機前まで戻すのに最低2年かかる見通し。このため、「安全資産」として米国債に資金流入。FRBが長期にわたり低金利を維持するのに伴い利回り急低下。8月に混乱が起きやすいという。市場も夏季休暇で参加者が偏り品薄。過去最低から急伸しドル乱高下も考えられる。19日新月買いが新たなステップ。錯覚から我に返る場面。例えば、7月以降国内コロナ感染者が急増し、8月2週間ごと指数関数的な伸びになるとお手上げ。リセットなしに収まらない。4日NY市場で話題になった石油大手も岐路。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが4月に戦後初の減配発表。37年連続増配のエクソンモービル据え置き。英大手BPも4~6月期最終赤字168億ドルを計上し減配。それでも、脱石油に向けた長期投資が見直され7%高。我に返らざるを得ない。同日出た日経夕刊の「十字路」に大失業時代の財政赤字が出色。社会全体の投資が無数にある。最近の大水災を見ても、河川インフラやダム老朽化の不備が目立ち公共投資削減の反動明らか。エネルギーや食糧増産など自給を迫られながら市場経済で手が回らない。暫く財政赤字拡大を容認し軌道に乗った段階で民営化。後日、投資を回収すれば済む。公営より民営が効率的な時代の終わり。民需低迷を財政が肩代わりする時になったという。日経平均先物によると、5日大証の引け2万2510円(-0.35%)に対し夜間取引2600円、シカゴ円建て2590円。ダウ先物も2万6914ドル(+0.70%)と順回転。VIX恐怖指数23.12(-4.78%)、WTI原油先物42.56(+2.66%)。金先物2038(+1.09%)、ビットコイン円1,205,750(+1.74%)然り。7日以降が問題だ。
5日の日経平均58円安。大引け2万2514円。TOPIX1554変わらず。東証一部の出来高12億0400万株、売買代金2兆1700億円。値上がり981(値下がり1090)。10年債0.010%変わらず。米10年債0.528%(+0.021)。上海総合が3377(+0.17%)で引けた。マザーズ指数の引け1030.26(+2.15%)。1144が目安だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。5日移動平均線2万2266円を上回る一方、25日線2万2507円を下回り膠着状態。群れから離れる英断が必要という。(了凡)