諏訪の軍法をいかす 7月以降負けるが勝ちに応用できる (2020.07.09)
続落。日経平均小陰線の安値引け。5日移動平均線2万2444円、25日線2万2482円を下回った。下値を試すとみられる。米主要3指数反落のほか手掛かり難。東証一部の出来高11億5500万株、売買代金2兆1500億円。値上がり420(値下がり1686)に過ぎない。米国複数の州でコロナ感染拡大と死者が過去最多。ブラジル大統領の陽性判明。FRB副議長の経済失速なら追加策の余地など伝えられ弱もち合い。5日満月で売りに分があると述べた。逆に、21日新月で買いに分がある。14日JPモルガンはじめ米主要500社の4~6月期決算発表が新たな手掛かり。米議会予算局によると、同期米GDP-11%(年率-38%)の見込み。7~9月期年率+22%まで戻す見通し。米大統領選に勝つのがバイデン氏という。間際になると経済が鍵を握り、トランプ氏の巻き返しも予想される。7日テスラが5日連続最高値を更新し、時価総額2650億ドル(約28兆5000億円)。■■■■■■(****)と■■■■(****)の計約27兆円を上回った。EVや自動運転の主役になるといわれ、2025年にかけて出荷台数年250万台、売上高1000億ドル(4倍)の触れ込み。何でも「世界一」でないと収まらない国だ。一方、7月から中国の株高が「官製」相場と呼ばれ、6月末成立した香港国家安全法と裏腹の関係。トランプ氏が米ドル・ペッグ制に打撃を与える政策を検討中で、北京政府の動揺もうかがえる。日経が報道したように、7日貴州茅台酒の時価総額が円換算36兆円超。トヨタの1.5倍という。1972年9月、日中共同声明の折り、周恩来首相が田中角栄首相をもてなした高級酒。トヨタ車より高く空いた口が塞がらない。中国でも本格的なバブル相場が始まった。何れ崩壊が避けられないだけに、7~9月期締めてかかる。日経平均先物によると、8日大証の引け2万2370円(-0.75%)に対し夜間取引2380円、シカゴ円建て2420円。ダウ先物も2万5729ドル(-0.16%)と手詰まり。VIX恐怖指数29.33(+4.90%)、WTI原油先物40.41(-0.52%)。金先物1813(+0.18%)、ビットコイン円997,500(+0.09%)ともに小動き。もち合い圏にある。関係分の■■■■■■■(****)が135円の引け。打診買いとみられる。依然、材料含み。7月が肝腎なところだ。諏訪の軍法というのがある。負ける側がシナリオをつくる。八百長の基本。コロナも目的を持って仕掛けられた。よくなる前兆。環境崩壊やグローバル経済負の部分を転換する流れができるという。日本には「負けるが勝ち」という特殊な哲学がある。負けた方が勝った方を誘導し制御するという裏ワザ。故意に八百長を持ちかけ負けるわけで、大坂冬の陣(1614)の真田丸、大東亜戦争(1941)の真珠湾攻撃が有名。明治維新も司馬遼太郎(1923~96)が描いたような勤皇の志士たちでなく、幕府の人間が大政奉還してから鳥羽伏見でわざと負けた。幕府の官僚は生き残り、維新の中で藩閥政府をリードした。7月以降、負けるが勝ちに応用できる。
8日の日経平均176円安。大引け2万2438円。TOPIX1557(-14)。10年債0.020%(-0.015)。米10年債0.647%(+0.002)。上海総合が3403(+1.74%)で引けた。マザーズ指数の引け1008.75(+0.14%)。1144が目安だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。諏訪の軍法をいかすところだ。(了凡)