7月5日を満月に高い 1930年代と似て非なる解に (2020.07.01)
反発。日経平均小陰線の引け。後場伸び悩んだ。買い戻しが一巡しまちまち。6月30日香港国家安全法が成立し、トランプ氏の連邦高裁判決や7月1日の日銀短観、2日米雇用統計、3日米休場(独立記念)など控え模様眺め。ザラ場で25日移動平均線2万2397円を上回りながら引け下回り、5日線2万2317円も下回った。1日以降上下にブレる公算が大きい。米国でも予想のばらつきが目立つ。「ブラックスワン」の著書が「備えなしなら市場にいない方がいい」という。1~3月期戦後最短の景気後退を織り込んだ市場が、4~6月期「V字型回復」を初動に7~9月期誰にもわからない状態。前日、「市場が国の舵取りを左右する場面」と述べた。1930年代の大恐慌以来80年に1度といわれ、天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)と符合。国内で男女の平均寿命が80を超えた今後も不明。コロナ第2、3波を前に尚更だ。29日ロイターによると、米ミルウォーキーの投資ストラジスト(戦略家)が印象的。値上がり値下がりでブレこそ激しいものの「相場はどこにも向かっていない」。1日1日派手に見えても「20日分足してみればゼロ」と屈託ない。日経平均先物によると、6月30日大証の引け2万2230円(+0.82%)に対し夜間取引同、シカゴ円建て2210円。ダウ先物も2万5379ドル(-0.46%)と打ち消し気味。VIX恐怖指数32.36(-6.82%)、WTI原油先物39.11 (-1.49%)。金先物1782(+0.09%)、ビットコイン円989,998(+0.05%)など補完関係にある。厚労省が30日発表した5月の有効求人倍率1.2倍。46年ぶりの落ち込みで失業者200万人目前。経産省の5月鉱工業生産指数79.1(前月比8.4%減)。リーマン危機を受けた2009年2月(78.0)、同3月(79.0)と並ぶ水準。AIや5Gで分析しても7~9月期解なし。市場力学と経済合理性でさばくほかない。引け後■■■■■■■(****)のコロナワクチン治験開始が伝えられた。国内初、大阪市立大病院で30人に接種し安全や効果を確かめる。来年春以降実用化を目指すという。同社の運勢によると、波乱含みながら絶好調。正統派で伝統を重んじ過去を大切にする星。7~9月期、モデルナの治験と並び経過が注目される。気になるのが全会一致で決まった中国の香港国家安全法。南シナ海の人工島や尖閣諸島、インド国境など踏まえ傍若無人の極み。1930年代の日本に瓜二つという。当時満州国をつくり、五族協和(満州・大和・漢・モンゴル・朝鮮)のもと大東亜共栄圏を大義名分に大陸侵略。リットン調査団の警告を無視して暴走した旧日本軍の顚末にそっくり。中国が対米向けガダルカナルに戦略拠点(島まるごと租借)を狙っているのも後追い。国際社会の批判が高まりしっぺ返しが起きる。6月18日G7外相が「重大な懸念」と表明している。直近1930年代と共通する面が多く、弁証法でいう似て非なる解になりそうだ。
6月30日の日経平均293円高。大引け2万2288円。TOPIX1558(+9)。東証一部の出来高12億4000万株、売買代金2兆2400億円。値上がり1093(値下がり991)。10年債0.030%(+0.020)。米10年債0.636%(+0.009)。上海総合が2984(+0.78%)で引けた。マザーズ指数の引け1012.11(-0.64%)。この儘で収まらない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。7月5日を満月に高い。(了凡)