7~9月運命もわかる 市場が国の舵取りを左右する場面 (2020.06.30)
週明け反落。日経平均中陰線の引け。25日移動平均線2万2356円を下回った。前週末米主要3指数2%超急落を持ち越し、月内トランプ氏の米国連邦高裁判決や香港国家安全法案成立を巡り逆風。6月22日から長江大洪水が伝えられ、再び三峡ダム決壊説まで流れる始末。上海総合2961(-0.61%)、香港ハンセン指数24,309(-0.98%)にも明らかだ。世界主要都市の経済再開とコロナ第2、3波懸念が綱引き。7月1日の日銀短観、2日米雇用統計、3日米休場(独立記念)を加味すると、200日線2万1849円が下値の目安。米大統領選(11月3日)に今秋「総選挙」を控え、売りに分があると考えにくい。裁定残高によると、6月25日現在、売り7億3408万株に対し買い1億8978万株と依然大幅な売り長。12日のSQと19日米国の「SQ」で約2割解消したが、安値を売り叩きロールオーバー。買い戻しより売り乗せが本音とみられる。万一200日線を下回れば途転売りになるが、引けか翌日上回れば元の木阿弥。7~9月2万4000円回復、2万6000円台も考えられる。半導体をはじめ5G関連が堅調なためで、マザーズ指数3日連続安にかかわらずIPO関連人気。ワクチン開発に追われバイオ関連抜きに成り立たない。市場のよりどころが原油と金先物にあり、コロナ感染者や死者の増減と一線を画したもの。過去3度のペスト、100年前スペイン風邪で第2、3波の恐怖を叩き込まれ半年、1年後似て非なるものに間違いない。24日、IMFが2020年の世界経済見通しを-4.9%(4月-3.0%)に下方修正。1930年代の大恐慌以来と警告したのにひきかえ、香港の場合、2019年7~9月期-2.8%とリーマン危機以来10年振りの落ち込み。10~12月期-2.9%、2020年1~3月期-8.9%。4~6月期底が抜けそうだ。月内成立を目指す国家安全法がNY、ロンドンに次ぐ世界3~4位の金融センターを切り捨て、中国共産党の独裁体制を守るためという。買いに分がある。日本は、欧米と中国の利害対立に漁夫の利が見込まれるためだ。主要国の指導者が落ち目で既得権に足枷。5Gやコロナに適応できないのが泣きどころ。民度が決め手になる。市場力学と経済合理性によるもので、7~9月高値を付けたものが半年、1年後をリード。コロナ後を左右するわけだ。関係分の■■■■■■(****)や■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)。■■■■■(****)、■■■■(****)に■■■(****)。5月から■■■■■■■(****)も息を吹き返した。今秋以降、すでに紹介した澁澤栄一(1840~1931)関連を再構築。NHK大河ドラマ、新1万円札の発行を先取りする予定だ。仮にトップ不在でも市場が国の舵取りを左右する場面だ。
日経平均先物によると、29日大証の引け2万2050円(-1.65%)に対し夜間取引2170円、シカゴ円建て2180円。ダウ先物も2万5055ドル(+0.42%)と反発。VIX恐怖指数35.13(+9.03%)、WTI原油先物38.34(-0.39%)、金先物1782(+0.09%)、ビットコイン円981,409(+0.14%)もそこそこだ。
29日の日経平均517円安。大引け2万1995円。TOPIX1549(-28)。東証一部の出来高12億4900万株、売買代金2兆1400億円。値上がり506(値下がり1618)。10年債申さず。米10年債0.648%(+0.003)。マザーズ指数の引け1018.61(-2.74%)。大台固めだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。7~9月、自分たちの運命もわかる。(了凡)