米雇用統計が次の焦点 12日のSQでロールオーバー進む (2020.06.16)
週明け続落。日経平均大陰線の引け。200日移動平均線2万1755円を下回った。コロナ「第2波」懸念や中国の小売売上高2.8%減(5月)、トランプ氏の健康不安説など後場外資の先物売りが主因。システム取引によるスピード調整に過ぎない。10日米ヘッジファンドの親玉が売り信号を出した模様で、11日ダウ1861ドル安(12日477ドル高)に呼応するもの。12日のメジャーSQでロールオーバーが進み、売り長の裁定解消を持ち越した。本来押し半分といわれ、今来週2万3000円台に戻す見込み。前週末の達成感と週明け調整一巡がセットとみられる。ダウが3月安値1万8592ドルから6月高値2万7540ドルまで48.1%戻したのに対し、日経平均同1万6345円から同2万3179円まで41.8%。5月下旬から弾みがつき買われ過ぎの反動。騰落レシオ(東証一部25日平均)が103.92%(過熱120)に下がり、25日線2万1527円より上の水準。ひとまず過熱・高値警戒が後退した。6月5日現在、裁定売り残2兆3357億円(買い残4600億円)。9、10日売り買い5000万株積み上がりロールオーバー。7月3日米雇用統計発表が次の焦点。FRB議長の米ゼロ金利2022年までにひきかえ、米財務長官7~9月期・10~12月期劇的な景気回復を譲らない。コロナが夏場北半球で一服するため、バイオ関連が半値戻し倍返しと述べた。国内でもワクチン関連が最右翼。ナスダックのモデルナが上場来高値(5月18日87ドル)を更新するたび煽られそうだ。15日、全面安の中で値上がり率ランキング99位に顔を出した関係分の■■■(****)然り。1001円で引けた。「ナノミストサウナ」(特許3051055号)が雑誌「フナイ7月号」に紹介され、ナノレベル(10億分の1)のマイナス・イオンが人間の体液を酸性から弱アルカリ性に変える件りが魅力。コロナやがんワクチンの次元を超えるものだ。コロナ禍、屈指の掘り出し物。善玉だけに中長期妙味が大きい。■■■■■■■(****)も出番到来。10年横に這った分立つと大きい。3月の50円を上場来安値に押しの倍返し。ひと相場3倍になり今夏300円台回復が見込まれる。
日経平均先物によると、15日大証の引け2万1350円(-3.57%)に対し夜間取引1460円、シカゴ円建て1470円。ダウ先物2万4749円(-2.56%)。VIX[恐怖指数42.35(+3.82%)、WTI原油先物35.28(-2.70%)。金先物1714(-1.33%)、ビットコイン円978,422(-2.48%)も動揺にほど遠い。本尊筋がケインズの編み出した特効薬の乱用で無制限緩和・大規模な財政拡大に追い込まれ、世界中社会実験で時間稼ぎ。売り方総踏みまで終わらない。米大統領選(11月3日)にかけて米主要3指数が最高値を更新し日経平均追随。かねてTOPIX2000(15日1530)が符丁になっている。
15日の日経平均774円安。大引け2万1530円。TOPIX(-39)。東証一部の出来高13億6300万株、売買代金2兆3500億円。値上がり255(値下がり1880)。10年債0.000%(-0.010)。米10年債0.669%(-0.039)。上海総合が2890(-1.02%)で引けた。マザーズ指数の引け958.28(-4.10%)。スピード調整と考えられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。意外に健闘している。15日以降、EU域内移動制限緩和。仏大統領が「勝利宣言」していた。(了凡)