SQを総論に各論相場 半年、1年後元に戻るかどうか (2020.06.11)
小反発。日経平均小陽線の引け。ケインズ効果を織り込んだ。無制限緩和と大規模な財政投入によるもので、10日FRB議長の株高牽制発言に米国債消化懸念も伝えられ、東証一部の値上がり943(値下がり1142)にとどまった。ケインズ(1883~1946)当時から特効薬といわれ、コロナ禍で後遺症と経済再開リスクに直面。109円台までドルシフトした資金需要が107円台に買い戻され居心地を探っている。澁澤栄一(1840~1931)の玄孫(やしゃご)に当たる健氏(59)が過熱相場に対し、「投資家の恐怖心が奥底にあり理由なき上昇を加速させている」という。原油先物にこだわると、5月限34.68ドルをつけ10年後2030年56.63ドル。3月5日OPECプラス減産決裂直前の50.61ドルを上回った。恐らく、米大統領選(11月3日)を前に代理人獲得を目指すトランプ氏が支持基盤のシェール業界に肩入れ。つけろ買いとみられる。コロナで半年や1年混乱しても10年後元に戻るとの印象を与えた。一方、ハーバード大でソーシャルディスタンスや外出規制が2022年まで必要と発表。元に戻らない見通し。コロナ後米国4000万人、中国5000万人といわれる失業者が元に戻るかどうか。半年、1年後にわかる。中国が全人代で香港国家安全法を採択し、1997年から50年一国二制度の約束を反故。いかに米ドルと香港ドルペッグ解消、国内の暴動を恐れているか。米中似たようなポジションに置かれた。米大統領選まで手を出すなという空気。4~6月期のほか7~9月期も見通しが立たず、コロナ第2、3波となれば東京五輪中止。米国や日本、中国で指導者が交代しても処置なしだ。今秋積み上がった売り残が裁定解消なら買い戻し一巡。取り残された高値のしこりが投げに変わる。12日メジャーSQを踏まえ、15日から切り替える場面。10日、関係分の■■■■■■■(****)が戻り高値を更新した。売り一巡後第2、3波が見込まれ、同■■(****)や■■■■■■■(****)などコロナ関連と連動。大和から野村に主導権が移り取組妙味。仕手化する公算もある。悪玉コロナにひきかえ善玉■■■(****)の活躍も見ものだ。「ナノミスト」がガンをはじめ万病治癒に有効で石油コンロをルーツに開発された経緯が興味深い。2008年リーマン危機に発売し12年の実績。何より、体験者の細胞が20年若返るという。半年、1年後楽しみだ。日経平均先物によると、10日大証に引け2万3020円(-0.39%)に対し夜間取引2870円、シカゴ円建て2845円。ダウ先物も2万7207ドル(-0.21%)と頭打ち。VIX恐怖指数27.48(+6.47%)、WTI原油先物37.97(-2.47%)。金先物1725(+0.18%)、ビットコイン円1,048,442(-0.61%)も小動きだ。現物が昨年9月から2万3、4000円で大揉み。3日連続2万3180円手前で上値が重い。
10日の日経平均33円高。大引け2万3124円。TOPIX1624(-3)。東証一部の出来高12億5700万株、売買代金2兆2900億円。10年債0.015%変わらず。米10年債0.795%(-0.032)。上海総合が2943(-0.42%)で引けた。マザーズ指数の引け1036.37(+1.52%)。徐々にスケールが拡大した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。メジャーSQを総論に15日から各論相場。コロナバブルの取り込みが始まる。(了凡)