お鉢が回ってくる5月 ワクチン開発に中国全人代も材料 (2020.05.19)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。5日移動平均線2万0143円を下回った。米主要3指数続伸、時間外取引で米株先物に追随。米大統領選対策と裁定残の取組好転によるものだ。決算発表が峠を越し、1~3月期GDP速報値年率3.4%減(2期連続マイナス)、21日貿易収支(4月)を見越し上値が重い。しかし、一目均衡表の雲上限にとどまり、25日線1万9709円が上向きで意外な高値も考えられる。何より、世界で14件コロナワクチン開発が進行中。このうち、ナスダックのモデルナが「mRNA-1273」を健康な成人45人に接種(フェーズ1)。追って、FDA(米食品医薬品局)了承のもと同600人(フェーズ2)。夏場にかけてフェーズ3に入る見込みだ。4月16日にBARDA(米生物医学先端研究開発局)から520億円助成金を受け、米政府ワクチン製造設備1兆円拠出も伝えられ、2021年生物製剤承認申請の準備に入ったという。トランプ氏がコロナ感染抑制より経済再開を優先している理由がわかる。モデルナが4月から倍以上になり、関係分の■■(****)や■■■■■■■(****)、■■■■(****)など初動に過ぎない。ワクチン開発に成功すると、景気回復に拍車がかかるためだ。22日中国全人代に向けて新たな経済対策も手掛かり。習氏が国内外批判に晒され、起死回生を狙っている。対抗勢力に頭角を現した鄧樸方氏(76=鄧小平の子息)も支援材料。投獄され下半身不自由だが、上海閥や胡錦濤派に通じ無欲な実力者。ポスト習氏の一番手といわれる。激化する米中対立に隙間風が吹き始めた。これに対し、2001年ノーベル経済学賞のスティグリッツ米教授(77)による持論も尤もだ。コロナ後、米経済ニューノーマル(新常態)。悲惨で危険に満ちたものという。当初回復の後がっかりするほど勢いを欠き、少くとも前回の危機に比べインフレ率が危険なほど低い。失業率も嘆かわしいほど高い水準。政府債務とFRBのバランスシートが遥かに大きく金利低水準。米経済が価値ある何かを失い傷つき回復に程遠い。消費者が恐るおそる危機を脱し、次の蓄えに迫られて需要が減り、生産性の低いまま万一に備える新バージョン。道理で直近裁定売り残が買い残の4、5倍。米大統領選(11月3日)まで高値が続く筋合いだ。一方、コロナ後「日本が1人勝ち」説も根強い。BCGワクチンとコロナウィルスとの関係が検証され、英国の医療制度ランキング(2019)で世界トップ。インバウンド年間950万人といわれる中国人がコロナ後真っ先に行きたい国が日本という。14日自粛解除が始まり、39県のほか継続中8都道府県でも人出が増えた。経済再生相が5月末全面解除を目指し気の緩みを指摘。経過良好なら株高につながる。日経平均先物によると、18日大証の引け2万0210円(+0.85%)に対し夜間取引0280円、シカゴ円建て0265円。ダウ先物も2万3872ドル(+1.51%)と確り。VIX恐怖指数30.53(-6.38%)、ビットコイン円1,035,220(+0.02%)も底堅い。
18日の日経平均96円高。大引け2万0133円。TOPIX1459(+5)。東証一部の出来高12億1000万株、売買代金2兆円。値上がり1251(値下がり844)。10年債-0.015%(-0.010)。米10年債0.648%(+0.001)。上海総合が2875(+0.24%)で引けた。マザーズ指数の引け872.56(+3.93%)。スケールが拡大した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)にもお鉢が回ってくる。(了凡)