証券ビュー

アンコール伊勢町

前途左右するGW明け しぶとく生き残るため知恵を出す時 (2020.05.01)

 夜放れ。日経平均小陽線の引け。半値戻し2万0237円に漕ぎつけた。4月29日ダウ532ドル高(28日32ドル安)が主因。先物の買い戻しによるもので、米経済再開やFOMCの緩和継続、ギリアドのコロナ治療薬進展など手掛かり。中国の全人代開催が22日(例年3月5日)に決まり、新たな政策期待もうかがえる。コロナ後を打診、見切り発車とも受け取れ、引け伸び悩んだ。GW入りのほか緊急事態宣言延長の方針。全値戻しに程遠い。米国でディズニーやアメリカンプレス、英国でもクルーズ船のカーニバルが買われ、日本の■■■■■■■■■(****)急落。同宣言延長説にしてやられた。経産省が4月末発表した製造工業生産予測によると、5月-1.4%(4月+1.4%)とほぼ横ばい。総論で売り買いするのに早過ぎる。4月29日FRB議長が述べた通り、米経済は失業急増により停滞し「回復に時間がかかる」見通し。ギリアドの治療薬も高い上、副作用が気になり鵜呑みに出来ない。GW早々半値戻し、5月7日満月売り。中国の全人代が23日新月の前日に相当し買い。騙しになる公算もある。依然25日移動平均線1万9177円が上向きで上昇トレンド。3月6日安値2万0613円の窓埋めが上値の目安という。日経平均先物によると、4月30日大証の引け2万0060円(+1.26%)に対し夜間取引0150円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万4626ドル(+0.24%)と上げ一服。VIX恐怖指数31.24(-6.91%)、ビットコイン円943,498(+0.75%)もインパクトに欠ける。気になるのが根強い悲観論。IMFの見解でコロナの経済に与える影響が世界恐慌(1929~33)以来。当時米国の実質GDPが約3割減少。失業率25%というから頷いた。世界経済が今年大幅なマイナス成長に陥るという。米ハーバード大チームによると、コロナ感染拡大が頭打ちになっても第2、3波が来て長期化。2022年まで外出制限が必要といわれる。感染症疫学の数理モデルによるもので、基本再生産数と実効再生産数、集団免疫率が決め手。これらと、死亡率との関係を詰め警告した。GW後、外出や休業の自粛要請を解除すると再び感染拡大。手がつけられないという。第2、第3波のウィルス耐性が強力でスペイン風邪(1919~20)の後半猛威。すでに米国の感染者が100万人超。死者もベトナム戦争(5万8220人)を上回った。トランプ氏が再選を控えワクチン開発に総力を結集。最大8ヵ月短縮し来年1月まで3億人供給する国家プロジェクトをリード。返す刀で中国に損害賠償を請求するという。ロックダウン(都市封鎖)を1度ならず2度経験すれば経済底割れ。日本企業の内部留保がGDPの130%でも、公的債務残高約1200兆円。GDPの倍以上ある。先進国最悪で「何でもやる」と居直った日銀が軽く見えた。政府に頼らず、しぶとく生き残るため知恵を出す時という。5月8日米雇用統計(4月)が発表され、米国の失業率20%が現実になろうとしている。
 4月30日の日経平均422円高。大引け2万0193円。TOPIX1464(+14)。東証一部の出来高17億1700万株、売買代金3兆0500億円。値上がり1490(値下がり630)。10年債-0.040%(+0.010)。米10年債0.606%(-0.020)。上海総合が2860(+1.33%)で引けた。マザーズ指数の引け791.44(+2.23%)。853がめどだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。GW明けが前途を左右しそうだ。(了凡)