初動見損なうと致命的 いつかコロナ終息が株高に跳ね返る (2020.04.21)
週明け反落。日経平均小陰線の引け。孕み線になった。前週末トランプ氏の経済再開を目指す各州向け指針が好感される一方、原油先物安や国内緊急事態宣言の全国拡大がブレーキ。同指針が「早過ぎる」といわれ、21年ぶりWTI原油先物一時1バレル14.47ドル(1ℓ8円)。減産効果なく備蓄も限界で、受け渡し拠点の米オクラホマクッシング在庫が3月初めの5割増という。テクニカルに25日移動平均線を上回った矢先、再び強弱感が対立し一目均衡表の厚い雲に突入。日銀のETF損益分岐点1万9500円が中心値とみられる。エドワード・ルースによると、第1次大戦(1914~18)当初ドル売りポンド買い。ポンドが準備通貨で安全資産といわれ、戦時公債を大量に発行した英政府の信用失墜皆無の状態。2008年のリーマン・ショックもポンド同様ドル買い一色。野放図な財政支出を受け流した。しかし、トランプ氏の政策によりドルも報いを受ける日が早まるという。3月を「第3次大戦」当初とすれば、世界中コロナ蔓延に伴い需要が後退し、供給も止まる事態にドル決済一色。米国で政府による38兆円の中小企業向け賃金補填予算が2週間で払底した。メディアが連日世界各地の動転ぶりを伝え、スペイン風邪(1918~19)のほか17世紀「ペスト」に匹敵する騒ぎ。初動を見損なうと致命的だ。ブルームバーグによると、コロナ危機を「千載1遇のチャンス」と説く■■■■■■(****)の松本社長(56)。これまでの常識で通用しない条件下で生まれた変化の種を後押し。日本企業のイノベーションを促すという。人やモノ、カネ、技術など組み替えにより新しい時代に適した企業に生まれ変わるチャンス。日本企業の内部留保が7年連続ピーク更新。持ち堪えるばかりかイノベーションにとって虎の子というわけだ。国内の株式市場に対し、実体経済と比較し「元気に生き返ろうとしている」見立ても興味深い。各国中銀が流動性を供給し、政府も巨額の財政を投入するため、じゃぶじゃぶの資金が株式市場にたまるしかない。コロナが終息に向かう時、株高に跳ね返る。いつかくるという。日経平均先物によると、20日大証の引け1万9640円(-0.30%)に対し夜間取引9480円、シカゴ円建て9485円。ダウ先物も2万3765ドル(-1.63%)と甘い。現物より割安で前のめり。VIX恐怖指数41.71(+4.06%)、ビットコイン円765,850(-0.45%)ともにボックス圏。悲観から何も生まれない。様々な課題を残しながら、世界が日本化している。コロナ蔓延がきっかけになった。日本がベストを尽くし終息に成功しても、5大陸つかまった儘で東京五輪開催困難。何より無事乗り切ることだ。今となれば、ナスダックのモデルナが市場の救世主。GW明けまで意外高。抜擢されたコロナ対応バイオ関連がリードする見込みだ。シティグループが格下げした■■■■■■(****)の6000円台買い下がり。■■■■(****)が手術ロボットで見直される。■■■■■(****)の水準訂正も並外れたものだ。
20日の日経平均228円安。大引け1万9669円。TOPIX1432(-10)。東証一部の出来高10億6500万株、売買代金1兆9600億円。値上がり1060(値下がり1035)。10年債0.015%(+0.005)。米10年債0.632%(-0.011)。上海総合が2852(+0.50%)で引けた。マザーズ指数の引け761.50(+3.06%)。900なしに収まらない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)など。初動を見損なうと致命的だ。(了凡)