来週にも2番底が焦点 コロナのダメージリーマンの半分 (2020.04.03)
4日連続安。日経平均小陰線の引け。2番底が焦点だ。1日ダウ973ドル安を受け、米週間新規失業保険申請と同雇用統計発表待ち。5日ホロスコープ(天体の配置図)による重要変化日、8日中国武漢封鎖解除を巡る転機。中国のコロナ感染者と死者が米国にひきかえ極端に少ないためだ。日本時間2日午前7時現在、世界の感染者約93万人・死者4万6000人超。米国の感染者約21万3000人・死者4700人超に対し中国約8万1000人・3300人超に疑問。来週にも修正が見込まれる。一方、トランプ氏がシェール業界の苦境を見かね、サウジとロシアに原油増産打ち切りを持ち掛け混乱収拾に躍起。「今後2週間コロナ鎮静化のヤマ場」と国民に協力を求めた。ゴールドマンによると、米失業率が15%に悪化し4~6月期のGDPを年率-34%(前回-24%)に下方修正。V字回復などあり得ないという。それゆえの2番底だ。FRBが今月新たな金融緩和に踏み切る見込み。10年債をはじめ長期金利に誘導目標をつけ国債を購入。経済政策で発行が急増しても金利が上からないようにするためだ。3月15日QE再開を決め2週間余で計8000億ドル超の規模。日銀の年間ピークを上回るという。国債が安定消化され金利が上がらないにしても、財政支出に歯止めがかからない。通貨発行権を握った欧州ロスチャイルド、米国ロックフェラー挙げて自縄自縛。コロナで煙に巻いたといえなくもない。日本の場合、次の扉が3月19日の安値1万6358円に対する2番底。開けてみるとわかる。3月の暴落で手負いのファンドが解約を迫られ、ドル資金捻出のため日本株を買い戻したといわれるだけに再び転機。本尊筋の巻き返しが予想される。関係分で■■■■■(****)のほか、同■■■■■■(****)も化ける。3月末、■■■■■■■■(****)傘下の富山化学がインフルエンザ治療薬「アビガン」治験Ⅲ相入りを表明。5月から原料のマロン酸ジエチル供給に乗り出すという。澁澤栄一が立ち上げた会社で、「アビガン」の副作用をいかに抑えるか見ものだ。日本のコロナ感染者が圧倒的に少なく、被害を最小限に食い止めた経緯によるもの。発生直後に日本大使館員が医務官を伴い北京から武漢にチャーター機を飛ばし、1月28日コロナを指定感染症に定める政令公布を本来2月7日から1日に繰り上げた。人命にかかわる措置で検疫官の裁量が優先された。中国に近い上、2月下旬まで感染者が最も多かっただけに天晴れ。バブル崩壊にリーマンショックをしのいだ日本企業を見直すきっかけになる。今回、大手中心に従業員を解雇せず持ち堪えているし、GDPの130%(米国48%)にのぼる内部留保が決め手。コロナショックを一時的なものに吸収できる。イェスパー・コール氏曰く、リーマン当時に被ったダメージの半分で済むという。日経平均先物によると、2日大証の引け1万7860円(+0.22%)に対し夜間取引7840円、シカゴ円建て7845円。ダウ先物2万1133ドル(+1.89%)と確り。VIX恐怖指数53.08(-0.86%)。ビットコイン円716,620(-0.25%)小動き。持ち直してきた。
2日の日経平均246円安。大引け1万7818円。TOPIX1329(-21)。東証一部の出来高16億4400万株、売買代金2兆5700億円。値上がり266(値下がり1872)。10年債-0.015%(-0.015)。米10年債0.591%(+0.013)。上海総合が2780(+1.69%)で引けた。マザーズ指数の引け613.00(-0.20%)。底堅い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。日本企業は0.5%成長で10%増益が見込まれるという。(了凡)