コロナ後が次のテーマ 幕末と維新通じてクライマックス (2020.03.31)
週明け反落。日経平均小陽線の引け。後場下げ渋った。前場、一時811円安。後場、日銀のETF(上場投信)買いを見越し権利落ち。約180円落ち分とみられ実質124円安。前週末のダウ・金先物安に鞘寄せした。3月24~25日空けた窓1万8100~8446円を埋めることなく、長い下ヒゲを出し高値引け。1ドル107円台の円高と相俟って他力の余韻。米国のてんこもりコロナ対策を織り込み、再び原油先物1バレル20ドル割れに食傷気味だ。まとめると、株売り・円買い・長期金利低下。万一、東京で新規感染者が1日100人を上回れば、外出禁止令も考えられるという。受け売りだが、朝三暮四。宋の狙公(そこう)が飼っている猿にトチの実を与え、朝三つ暮れ四つにサルが怒ったため、朝四つ暮れ三つに改めると喜んだという。コロナ向け大盤振る舞いに相当し、低所得者のほか富裕層も不安が大きい。日経平均先物によると、30日大証の引け1万8800円(-1.47%)に対し夜間取引8600円、シカゴ円建て8595円。ダウ先物も2万1460ドル(+0.11%)と精彩がない。VIX恐怖指数64.22(+5.28%)、ビットコイン円691,480(+8.89%)も小判鮫になった。4月から敗者復活戦。8日武漢閉鎖解除が満月売りに相当し、5月7日GW明け然り。逆に、新月買いが4月23日(木)と5月24日(金)に間延び。ベアが主導権を握っている。2番底、3番底を通じて本尊筋の巻き返しが見込まれる。米国人の3人に1人がコロナを人工ウィルスと答え、メディアの報道に信頼が失われた。今回リーマンショックに匹敵し、究極の安全資産といわれた金価格がドル安懸念に沈黙。セントルイス連銀総裁が、4~6月期失われる2兆5000億ドルの米国民所得を穴埋めする強力な財政出動が必要と聞いてまだ足りない。3月27日発表された米国の失業保険申請が328万件と過去最高の約5倍だ。2月下旬から打って変わりベア主導になったが、AI頼みのシステム取引に次の変化を入力できない。売りも買いもちゃぶついて相場にならないのが現状。■■■■(****)の新社長が「証券業から脱却」するという。■■■■■(****)が農業をはじめ多角化に舵を切ったのと同列。世界中、「幕末」気分。「維新」なしに収まらない。日本の場合、現金給付が早くて5月末。自治体から国民に申請書が送られ、本人確認の末各自の口座に振り込む役所仕事。超長期国債(60年物)の日銀引け受けも取り沙汰され、前例のない事態に追い込まれた。3、4月ふるい落とし。5月「セルインメイ」で頭を冷やす場面。幕末と維新を通じてクライマックスがやってくる。
30日の日経平均304円安。大引け1万9084円。TOPIX1435(-23)。東証一部の出来高19億2400万株、売買代金3兆1400億円。値上がり492(値下がり1620)。10年債0.000%(-0.005)変わらず。米10年債0.663%(-0.013)。上海総合が2747(-0.90%)で引けた。マザーズ指数の引け612.28(-1.72%)。上がるまで待て。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。コロナ後が次のテーマだ。(了凡)