清濁併せ謙虚に進む 2、3月初動の対応ポイント (2012.02.27)
20日を小天井に高値整理。裾野が広がり三寒四温。対流が活発になった。円安が主因とみられ、近頃NY離れもしばしば。14日、日銀の鶴の一声で痛みがとれた。押し目待ちに押し目なし。連日日計りが大半を占め泣かせる地合い。円ドル80円、円ユーロ106円の攻防から膠着状態に入った。売っても買っても儲からないという。旬日ないし3月9日のSQにかけて日柄整理と述べたが、円ドルで4円振れると先物やオプションもポジション調整。レバレッジがきついため、裏目が出るとショック死状態。AIJもどきの資金ショートが続出する。リーマンショックから急増し、昨年の震災以降ギリシャをとやかくいえないほど追い詰められた。裏社会の資金パイプも23日に米国財務省が凍結を表明。清濁併せ浄化している。このため、2、3月丁寧に進むところ。今年12月22日、本尊筋の「世界政府」が実現する計画だけに、無事なら御の字。謙虚に進みたい。そういえば、政府がIMFに拠出する資金4兆円規模。米国が渋っているもので、09年リーマンショックを受けて1000億ドル差し出したうちの半分。今秋同額戻ってくる予定で妥当とみられる。25、26日メキシコのG20でIMF5000億ドル増資合意を見越したもの。丁度1割で見合いだ。とにかく、トリプルAの住宅ローン仕組み債を大量に抱えていたのが欧州銀。米国で庶民がサブプライムローンを踏み倒したことが、絡み合った金融市場を通じて欧州の金融システムを崩壊寸前に追い込んだ。そして、欧州危機が米国に跳ね返り、多数の自治体が破綻の危機に瀕している。欧州の場合、PIIGSの国債を一番沢山抱え込んだのがドイツ銀。救済しないと納税者が金融システム崩壊により莫大な損失をかぶる。このため、ギリシャ支援打ち切りは事実上ないという。ひところ一部のヘッジファンドや投資銀行が桁外れの利益を出したが、住宅ローン仕組み債CDSの売り手がドイツ銀。同額の損失を計上した。以前述べたように、同仕組み債で成功したヘッジファンドが、2匹目の泥鰌を狙って仕掛けるといわれるのが日本とフランスの国債。CDSを買い先物で相場を崩しデフォルトに追い込むという。ふざけるな。いい加減にしろ。金融でいくさを挑発している。何より2、3月の対応がポイント。初動に相当するためで4~6月を左右しそうだ。
日経平均は51円高。円安を手掛かりに9647円の引け。出来高25億4500万株、売買代金1兆4800億円。円高デフレから円安インフレに早変わり。不動産や株に資金が回り始めたが初動の段階。3月になると対流が進み全体も暖まる。現物は勿論、先物、オプションも40年円高20年デフレを前提につくられたプログラム。システム一新を迫られ、回り出すのに時間がかかる。しかし、■■■(****)や■■■(****)を見ていると4~6、7~9月を先取りするもの。じっとしていられない。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など癌治療用ワクチン関連足踏み。押しが浅い。これまで1ヵ月初動とみれば、いかにスケールが大きいかわかる。同ワクチンは世界で前立腺しか認可がなく、効果がはっきりすれば部位ごと逐一認可される見込み。免疫力を高め副作用がなく、費用も安くできるため国内外で注目の的。■■■■(****)、■■■■(****)と組んだ★★★102が口火といわれる。2月末か3月に新たな材料が出るという。(了凡)