これで終わるはずがない 新型コロナ終息に耳寄りな情報も (2020.03.17)
週明け続落。日経平均中陰線の引け。戻りを試した。15日FRB1%緊急利下げ・量的緩和再開を受け、日銀が政策決定会合を16日に繰り上げ、ETF年12兆円(脚注6兆円ベース)買い入れを表明。材料出尽くしだ。企業の資金繰りが改善しても、コロナ蔓延に伴う実体経済の落ち込みに歯止めがかからない。東証一部の値上がり1019(値下がり1098)にも明らか。終息が喫緊の課題だ。ジュネーブ共同によると、16日午前の感染者数16万6000人(死者6000人)。世界各地の感染者が初めて中国本土を上回った。2次・3次感染によるもので、アングロサクソン・ミッションの脚本に近い。米中対立の最中、武漢のほか中国の「一帯一路」に寝返ったイランやイタリア、フランスなど感染者がやけに多い。しかし、WHO(世界保健機関)の非常事態宣言解除とワクチン開発が視野に入り、半年か1年後様変わり。耳寄りな情報も伝えられる。米政府関連ウェブサイトによると、モデリナの新型コロナワクチン治験が19日開始される予定。官民連携パートナーシップ感染症流行対策イノベーション連合CEPI(本部オスロ)の声明を受けたもので4月本格化。数千人を対象に第2段階の治験に進み、6~8ヵ月後米国と中国で実施する見通し。ウォール・ストリート・ジャーナル紙(2月25日付)が前向きだ。半年後、ワクチン投与の見込みで同宣言解除も考えられる。3月12日現在、モデルナの空売り残高4億1700万ドル(約440億円)。これまで創薬の実績がなく、ライバルのイノビオと鎬を削る対決。スペイン風邪と新型インフルエンザを前例に2年の仮説が1年繰り上がりそうだ。4月以降、主要メディアが治験経過を流すとみられ、モデルナの仕手戦に見どころ。2月27日36ドルを高値に3月13日21ドルまで4割押し。それでも時価総額7400億円。ナスダック仕込みでスケールアップした。日経平均先物によると、16日大証の引け1万6840円(+0.30%)に対し夜間取引6400円、シカゴ円建て6445円。ダウ先物も2万1798ドル(-4.56%)と旗色が悪い。前週末VIX恐怖指数57.83(-23.37%)、ビットコイン円514,026(-11.77%)もリスクオフ。原油先物30.44(-5.11%)に金先物1506(-0.70%)。1ドル105円台の円高にもうかがえる。5日移動平均線のほか25日線、75日線、200日線すべて下向き。待機資金をつくり、権利つき最終日(27日)までに買い戻す旨述べた。24日新月買い、4月8日満月売り。FRBのゼロ金利復活が1930年代、リーマンショックに続き3度目。絶体絶命のピンチに出くわした。リスクオフでは何も解決できず、チャンスに切り替える場面。関係分の■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)。さらに、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など買い下がり。年度末になるとわかる。
16日の日経平均429円安。大引け1万7002円。TOPIX1236(-25)。東証一部の出来高23億4500万株、売買代金3兆3100億円。10年債0.005%(+0.015)。米10年債0.761%(-0.221)。上海総合が2789(-3.40%)で引けた。マザーズ指数の引け559.54(-1.02%)。地獄に仏の関係にある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。コロナショックが金融・経済危機をもたらすかどうか。正念場を迎えた。まだ財投があるし、これで終わるはずがない。本尊筋のダウ3万2000ドル説も消えていない。(了凡)